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二次会にて 1
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ホテルでは、色んな人と挨拶を交わすだけで、すぐに時間が来てしまった。
原作者さんとお話出来たのは貴重な体験だったなぁ。
とても綺麗な女性なのに「普段は家に居て、小説ばかり書いているから、こういう場所は緊張する」と話してくれて、どこか垢抜けていない様が可愛らしくみえた。
俺の芝居がとても良かったとも言って貰えた。
勿論、お世辞の意味合いが強いだろうけど。
まずは舞台を観てくれた人の印象に残っていることだけでも、役者としては有難いことだ。
ホテルから出ることなく、二次会に参加するメンバーはそのままホテルのラウンジに移動することになった。
俺はまだもう少しみんなと一緒に居たくて、参加することにした。
「雪弥さん、俺は二次会行こうと思うんですけど、どうします?」
「んー?あー真都くん…じゃあ僕も行くー」
とろんとした目つきの雪弥さん。
挨拶回りの間にかなり飲まされたんだろうなぁ。
「大丈夫ですか?」
「んー平気、平気!明日オフだし。今日は、とことん飲むよー!」
そうは言っても、足元おぼつかない様子なんだけど、本当に大丈夫かなぁ…?
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