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収録時に 2
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緊張してるんだ。
前に監督が、雪弥さんは人見知りだと言っていたことを思い出す。
俺の前じゃ、そんな様子見せた事無いから、大きく気に止めてはいなかったけれど。
「ごめんね、僕初対面の人と話すのってちょっと苦手で…真都くんが一緒にいるから、大丈夫な方なんだけど」
情けないよね、と力なく笑う雪弥さん。
雪弥さんが言うには、最初は出演を断る気で居たけれど、俺が居るならと仕事を受けてくれたらしい。
前に俺が舞台で緊張してた時に、雪弥さんは手を握ってくれた。
俺は同じように雪弥さんの手を柔らかく握る。
「大丈夫ですよ!メールでも書きましたけど、雪弥さんはそのままで充分魅力的な人だと思うし、人見知りでもいいとおもうんです!そういう部分をもっとファンの人も知りたいと思います。」
「真都くん…」
「ブログだけじゃ伝わらない雪弥さんの魅力が絶対伝わりますよ!前に言ったことありますけど、雪弥さんの声、俺大好きなんで、それだけでもファンの人喜ぶし…」
「ありがとう、真都くん。本当にいい子だよね」
雪弥さんはいつもの笑顔を見せてくれる。
「ファンの人達に喜んで貰えるように頑張らなきゃだね!」
雪弥さんが意気込んだ瞬間、打ち合わせ室にRJが入ってくる。
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