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過去のこと 1
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「あーお腹いっぱーい!」
「本当だね、凄いボリュームだったね」
夕飯、お風呂を済ませて部屋に戻ると、俺はベッドにダイブする。
夕飯はいわゆる懐石料理で、前菜からデザートに至るまで、美味しくて、その上男二人でも多すぎるほどのボリュームだった。
その足で向かった大浴場も、適度な広さ、適温で気持ち良く入れた。
雪弥さんと一緒に入るのは少し緊張したけど、何とかやり過ごした。
部屋の中では、ベッドに潜り込んだ俺に対し、雪弥さんは居間に腰をおろして、テレビをつける。
「あ、バレーやってる、これ見たかったんだ」
「雪弥さん、好きなんですか?バレーボール」
「学生時代に少しやってたんだ」
「雪弥さん背高いですもんね」
「でも、弱小だったんだよ。それに身長もバレーやってる人の中じゃ全然低いよ」
そう言って笑う雪弥さん。
「意外です。雪弥さん、人見知りだから。バレーなんて声かけあったりとか、結構コミュニケーション必要なスポーツですよね?」
「それ!そうなんだよ、強い部じゃなかったから、元から仲のいい友達とか誘って部活に入って貰って何とかやってたよ」
雪弥さんは「だから、なあなあになっちゃって余計弱くなるんだけど」と付け加えた。
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