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未満協定 1
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「さて、そろそろ寝よっか。僕も真都くんの事色々知れて嬉しかったよ」
一通り俺の過去話をしたあとで、時計の進み具合に驚いた俺たちは慌てて就寝モードに入る。
パチンと音がして、真っ暗になると、何だか妙な緊張感に襲われた。
…もしかして、雪弥さんが自分のベッドに来るんじゃないか、なんて考えてしまう。
不安と期待。
そんな緊張感もむなしく隣のベッドの布ずれの音が聞こえて、雪弥さんが自分のベッドに入ったことを確信する。
一転して、安心と落胆。
そして、若干の気恥ずかしさ。
雪弥さんの事になると、俺はいちいち大袈裟に考えてしまう。
そうだよな。
付き合ってないんだし。
同じベッドで寝たりしないよな。
…キスはしたけど。
前のキスは酔ってた時だったり、勢いばっかりで。
ちゃんとしたキスって実はしてないんだよなぁ。
俺は真っ暗で見えない天井を見上げながらそんなことを考えてしまう。
ここで、キスしたいと思うのはやっぱり反則なのかな。
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