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恋人ごっこ【ちなは】*02
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でも、何から話せばいいのだろう…
「出来る範囲で構いません。話して下さいますか?」
会長サマの言葉に小さく頷いた。
「取り敢えず、今夜は体調が悪いと先方に連絡をして暫く様子を見ましょう。きいやさんにはある程度の事情を説明して、あなたも含め、学園内でも一人にならないように気を付けて。私か、もしくは下の弟を付けるので傍に置いて下さい。」
先の見えない不安に、押し潰されそうになる。
「ちなはさん、弱気になってはいけません。卒業すれば、解放されると本気で思っているのですか?彼らがあなたに飽きるまで待つおつもりで?」
…自業自得だ。
考えが足りなかった。
軽はずみに出向いた自分が悪い。
「…まずは、汗を流してリセットしましょう。頭の中を整理すれば、見えてくるものがきっとありますよ。」
そう言って会長サマは、僕を脱衣所に連れて行った。
「淫行条例というのをご存知ですか?青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し、または困惑させるなど、その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交(性交類似行為)の他、青少年を単に自己の性的欲望を満足させる為の対象として扱っているとしか認められないような性交(性交類似行為)は、処罰対象なんです。」
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