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水族館デート【榎月】*09
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そんな訳で。
自称『コスプレ愛好会』兼『女装男子(男の娘)を愛でる会』会長両名の指示により、重い足取りでパンストに履き替えたちなはさんが困惑気味に戻ってきた。
彼女たちのコンセプトは『どうせやるなら(私たちが)楽しく、完璧に』
それは、何があっても揺るがない。
「美少女(美少年)の、スリットからチラリと見える絶対領域も美味しく頂けましたが、肌色のストッキングというのもなかなか…」
「我が弟ながら、この美少女っぷりは今後も楽しみだわ…」
ほくそ笑む瑠璃を避けるように、ちなはさんが私の元へと早足で直進してきた。
「ちなは先輩、榎月に飽きたらいつでも声を掛けて下さい!あたし、ちなは先輩なら抱けるんで!!」
途中でしっかり瑠璃に捕まり、強く抵抗出来ずに目だけで必死に助けを求めてくる。
「瑠璃、いい加減にしなさい。ちなはさんが困っていますよ。」
「榎月は、黙ってて。」
「ない。飽きるとか、ないから。僕、会長サマ専属だから…」
いつもは押しに弱く、強く言われれば断れないのに、それだけを言うと私の影に隠れた。
「まぁ、そういう事です。彼は、私専属なので諦めて下さい。」
「瑠璃の場合、ちなはに目を合わせて貰うところからかもね。」
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