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ChangeⅠ
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(涙斗side)
次の日学校へ行くと、
先生の苗字が変わっていた。
「えっ?
先生と綾瀬って兄弟だったの?」
そう、今、全体的に先生の
苗字が変わったことよりも
そちらの方の話で持ちきりだった。
先生も「秘密です♥」なんて
言ってしまったが故に
更に話は膨らむ一方だ……
だけど僕を取り巻く環境は
大して変化がなく
イジメは酷くなっていた。
「どうせ、綾瀬の事……
色仕掛けで落としたんだろ?
このクソビッチ!!」
そんな罵声を
浴びせられるのもしばしば……
夏乃くんもイジメに参加していた。
だけど何故だろうか……
彼だけが僕を殴るとき
辛そうな顔をする。
僕の思い違いかもしれないが……
「今日の放課後ここに残れ」
そう夏乃くんから手紙が回ってきた。
まだ殴り足りないんだ………
それだけで泣きそうになったが
必死に堪え「分かりました」
とだけ書いて夏乃くんに渡した。
僕はとても愚かなのだと
その放課後で実感した………
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