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PromiseⅠ
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(涙斗side)
目が覚めると
眩しい白い光が目に入った。
「硴嶺さん、目が冷めましたか?」
優しい雰囲気の看護師さんが
僕の顔を覗き込みながら
そう聞いてきたから頷いた。
「なら良かったです。
先生読んできますね」
小走りで出て行った看護師さんを
尻目に僕は窓の向こうに視線を投げた。
先生が来ると簡単な検査をされ、
学校から搬送された今までの出来事を
簡単に説明された。
搬送されたのは
僕と夜鶴と夏乃くんの3人。
夜鶴は5時間の手術を終え、
未だに意識を取り戻していない。
夏乃くんは意識を取り戻したが
精神混乱が激しい為、
今は精神科医が付きっきりで診ている。
羽崎………いや、綾瀬先生は
ずっと目を覚ますのを待っていたが
先程、帰宅したらしい。
ざっと説明すると
先生は部屋を出て行った。
一人部屋だからなんの音も聞こえず、
軽く暇になってきた。
もう一眠りにつこうと思っていると
病室の扉が開いた。
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