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NeverⅠ
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(臨side)
「ハハハ……辛いな……
胸がこんなに痛いなんて……」
僕はこの日初めての失恋?をした。
転入当時からずっと一途に見て来た……
てかなんで綾瀬を
僕が好きになるって
発想をしてんのか……
僕は分かっている……
卒業まで硴嶺くんがいる事は
ほぼ100%無いであろう……
そんな感じの話し方を
病院の先生と
硴嶺くんのお母さんはしていた……
それほど重い病気を持っていたのに
ここまで隠し通すのは
どれほど大変だっただろうか……
想像なんてできない……
きっとこんなにも強くて
格好いい彼に知らず知らずに
僕は惚れていたのだろう。
だから僕ももう逃げたりしない。
彼に対する誤解を説くためなら
僕はこの彼の勘違いを利用する。
それで全てが終わったら
きっと伝えるんだ……
「ずっと前から好きでした」って……
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