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ChristmasⅠ
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(夜鶴side)
涙斗が死んでしまってから
うちの母が何故か涙斗のお母さんを
我が家に招き、意気投合。
しょっちゅう旅行に行っている。
話を聞くところによると
「互いに夫を亡くした?から
傷心旅行に誘っているのよ!」
それに涙斗君のこともあるしね……と
話を聞いて少しでも楽にさせたいらしい。
涙斗が、死んでから
高校は一週間の休みになった。
再開してから俺達のクラスは
クラス委員の呼びかけにより会議を行った。
涙斗への感謝の意と謝罪の意を
伝えるためにはどうすればいいかとか……
だけど掌返しをした彼らが気に食わない。
だからその時間だけは俺は屋上にいた。
臨は、学校には来ているが
教室には顔を出さなかった。
どうやら俺と同じような
考えを持っているらしい。
自分だけが許されたいと思ってないんだ。
だから自分の犯したこの罪と付き合っていくよ
と泣きながら言っていた。
でも臨は、涙斗に直接謝っていた。
だから心残りはないらしい。
俺にも謝ってきたし、
臨は元は悪いやつじゃない事が分かった。
だけどのその事件の現況となった
アイツだけはあの日から学校に
一回も顔を出しに来なかった。
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