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番外編 Ⅳ
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「遅いよ!!涙斗!!」
「あぁ、ごめん」
手で謝るポーズを取れば
そう声をかけてきた班のリーダーは
少しむくれながらも、
しおりで地図を見出した。
「では、今から集合場所に向います」
そう無線で先生に伝えると
僕達は歩きづらい山道に
足を踏み入れた。
『そこを右に突き進めば
集合場所に到着です。
皆さん、お疲れ様でした』
特に迷うことなく、
先生の無線による指示のおかげで
案外すぐにたどり着くことができた。
集合場所に着くと
集まっていた班はまだまばら。
そう周りを見渡していると
先程まで僕の後ろに
いたはずの亜留がいない。
再び、よく周りを見渡してみても
亜留は見当たらない。
これは、マズい……
少しドロリとした汗が背中に流れた。
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