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瑶の妄想「潤と他校の生徒」
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駐車場に停めた車の外で、塾帰りにコンビニで買い食いした地元の高校生が、数人ガヤガヤしながら近づいてきた。
「なぁなぁ、さっきから、すごい揺れてるぜ、あの車」
「やってるな、うひひ」
「ヒューヒュー」
「どんな子かな?」
「あっ、よせよ、やめとけって」
「うわっ、男だ! 男同士でやってる」
「ほら、だからやめとけって」
「キモい! 高校生みたいな男の子がおっさんとやってる!」
「あれ? この子の制服のネクタイ、頭いい高校のだ。東大コースの子が着てた」
「かわいいじゃん、顔、けっこう」
「男だぞ、何言ってんだよ」
潤は、車から出た。
「わっ、出てきた、逃げろ!」
「どしたの?」
「んっ、イきたい……して……」
「え、なになに? 俺たちとしたいの?」
潤は頷いた。
「うそっ、いいの?」
「やめとけって!」
「かわいいよ、この子」
「男だって言ってるだろ」
「でも、してほしいんだって」
「エッチだね、君」
「かわいがってやろうよ」
「どうしてほしいの?」
「お尻に……挿れて」
「いいよ」
「えーっ!?」
「いいのかよ……」
潤は、知らない高校生たちと、駐車場の隅で、心ゆくまで、しましたとさ、おしまい。
「すごい話だね……瑤」
「あ?」
瑶は、途中から声に出して語ってしまっていたようだ。
「ははは……それほどでも」
「知らない他校の高校生たちと、駐車場で、とか、さすがにしたことないよ……」
「したことなくてよかったぁ」
「キモいおっさんでは満足しなくて、他校の高校生ってオチなの?」
「うん、そう」
「それないな……。そこまで飢えてないし、他校の生徒は、知らなくて怖いから嫌だなあ。自分の学校だから、家族みたいに思うわけで」
「あ、そうか、大洗家の男子、全員うちの高校出身だもんね?」
「そう。先生も、兄さんたちのこととか知ってるし……」
「そういうことか。家族の延長なんだね」
「うん、そう」
「でも、中学生の時は?」
「それも、同じでしょ?」
「ああ、まあね。そうか」
「それに、俺、キモいおっさんとかとしないよ」
「ええ? うちの高校の先生とか、キモいおっさんしかいないじゃない」
「そうでもないよ」
「若い先生も、変人ばっかりだし」
「キモい人と、そんなことするの、俺、無理」
「わかんないなぁ、誰としてるの?」
「そこまで濃いことしてないんだって。するわけないだろ? せいぜい、ちょっと、触ったりとかそんなもんだよ」
「ふうん」
さっきと言ってること、全然違うじゃない。
潤は、だいぶごまかしている気がしたが、瑶の創作を聞いて、さすがにそれは、まずい、と客観視できたなら、それでいいか、と思った。
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