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変態鬼畜野郎
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昴は、弟の潤に無理やりしたことを、反省しているんだか、いないんだか、わからない。
悪かったという自覚があるなら、なぜ、また弟と寝ようとするのか、わからない。
「俺を女装させてホテルに連れ込んだ人よりは、昴兄さんのがずっと味方だよ。あれは最悪だった。だいたい恥ずかしいし。あんな格好させられて」
「でも似合ってたぜ? また女装しろよ。ねえ、今度は俺が服買ってやろうか?」
「いやだよ。兄さんがすれば? とにかく、痛いし怖いし、しつこいし。最悪だった。昴兄さんが声かけてくれたら、金的蹴りして逃げたよ」
ああ、そうか、ジュン君にしてみたら、新たに他人に犯されるより、身内の方がましだと思うんだな。
他人だと何されるかわからないし、女装させてまでやりたい変態男より、確かに昴のが、ましなのかもしれない。
「でも、俺に助けられても、俺に犯されるかもしれないんだぜ? 俺が代わりにホテル連れ込んだかも」
犯すなよ、昴。
反省してねえな、こいつ。
ムカついてきた。
あとで、ひいひい言わせて懲らしめてやりたい。
すごい加虐的にやってやりたい。
許してって言われても許してやらない。
涙と鼻水垂らして、ジュン君に、ごめんなさい言わせてやる。
「そんなことしないでしょ?」
甘いなジュン君。
こいつはするよ。
変態鬼畜野郎だからな昴は。
「したかも。だって潤の女装姿、新鮮だったから」
ほらやっぱり変態だ。
そうだ聞いておかなければいけないことがある。
「昴って女も好きなの?」
トモが聞いた。
「いや、潤の女装姿がよかっただけ」
「へえ。じゃあジュン君に似た女性ならいけるかもってことか」
「なんで俺と女をくっつけようとするんだよ?」
昴が迷惑そうに言った。
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