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竹春と夏目「尿道カテーテル」
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あなたにお願いしたい。
竹春は必死だった。
「お願いします」
「そうですね……」
医師は、看護師に何か言ってシャッとカーテンを閉めた。
二人きりになった。
「異性ではちょっと……ということですよね?」
夏目という名札をつけた医師は、竹春に優しく微笑んだ。
「はい」
理由は、なんでもいい。
この少しビクビクした若い医師が一目で気に入ったのだ。
この人だったらいいと思ったのだ。
「初めてなんです」
竹春は、訴えた。
夏目医師が器具の準備をする手を止めて、竹春の顔を見た。
夏目医師はポっと頬を染めて、
「麻酔が効いているので痛くないと思いますが」
と答えた。
「怖いです。痛くしないでください」
竹春は、頼んだ。
「はい、塗り薬の麻酔薬も塗りますから」
「どこにですか?」
竹春が聞くと、夏目は
「カテーテルと尿道口にです」
と答えた。
「尿道口に塗り薬」
竹春は、繰り返して、どきどきした。
この美男子の指先で、敏感な箇所にぬるりとした薬を塗りつけられるなんて。
そして、この人の指で無理やり狭いところを開かれて、細長い異物を奥まで挿しこまれる。
そんな行為をされたことはなかった。
夏目は言った。
「すぐ終わりますから」
入院着の前をはがれて、ペニスをつかまれ先端に、夏目の指先が触れるのを感じた。
少しひんやりとした塗り薬を先端にくるくると塗られて、思わず「もっと」と言いそうになった。
「はぁ……」
吐息が漏れてしまった。
そんな場合ではないのに、傷口は痛むし最悪の状況なのに、その手で、思いっきり、しごいてほしい、だとか、そのまま続けて、先端をいじっていてほしいだとか、いろいろやましい考えが一度に頭をめぐった。
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