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譲と隼人「潤と兄の恋人」
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「潤君と付き合うことになったら、僕、すごく可愛いがってあげるんだけど」
隼人が夢見るように言った。
「はいはい、3日で嫌になると思うよ。あいつ顔だけだから」
「そんなことないよ」
「平気で浮気するし」
「可愛いんだから仕方ないよ」
「わりとバカだし。あいつ全然勉強しないんだぜ」
「やればできる子だよ。勉強しないからできないだけでしょ」
「将来どうすんのかな? 愛人稼業とかしか思い浮かばない」
「いいよ。僕が、養ってあげられるようにがんばるから」
「本気かよ。あいつ贅沢だぜ」
「そっか。だからおじさまとかじゃないとダメなんだ。やっぱり僕じゃだめかなあ」
「本気にしなくていいよ。あいつ気が変わりやすいし。恋人候補多数だから」
「そうなんだ? ますます燃えるなあ。ほしいなあ、潤君」
「ええっ? 真面目に? 俺どうなるのかなあ」
「譲は、そんなこと言って、普通に結婚しそうだよ」
「ないない。あ、いいこと教えてやるよ。俺に弟いるの知ってる?」
「潤君以外の弟?」
「うん。潤は従弟だけど、本当の弟のほうね。昴っていうんだけど、その彼氏と潤ができちゃってって話」
「え?」
「兄の彼氏とくっつくのは、あいつの定番だから。で、3人ですると」
「なんで?」
「知らないよ。好きなんだろ、そういうのが。人のものとるのが好きなんじゃないの?」
「そんなの、つらいだけの気がするけど」
「マゾだからだろ」
「違うと思う。本当に好きになっちゃうんじゃないかなあ。潤君、優しくされるの好きだから、甘えたいんじゃないのかな?」
今、隼人に何を言っても無駄らしい。すっかり潤に取り込まれているようだ。
「でも、だからって寝ることはないだろ」
「そこが潤君の、困った……というか嬉しいところだよね」
「嬉しい?」
「うん。だって、あんな可愛い子とできて、ラッキーだよ」
「あ、そう」
「でも、だめだよね。高校生だもん。ああ、ロミオどうしてあなたはロミオなの?」
「ロミオじゃねぇよ。まあ、もう二三年待てば付き合えるけどね」
「待つよ、それくらい。譲のことだって待てたんだもん」
「隼人って、もしかして高校生を好きになって高校卒業まで待つの好き?」
「あ、そうかも。青田刈り?」
「しかも、襲われ気味で」
「はっ、そうだ」
「高校生に襲われやすい体質」
「うう……どうしてだろう」
「可愛いからだな。優しいし。賢そうだけど案外トロいし」
「バカにされてる」
「潤と隼人と俺で3P楽しみだなあ」
「なんだかんだ言って、結局、するんだ?」
「いつがいい? なんなら今度の日曜でも」
「ええ? そんなに急に? 潤君、治療中なのに?」
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