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始まり
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やぁ、どうもこんにちは。
みんなの腐男子佐藤真己くんの参上だよ。
どうしたのそんな死んだような目して。
君は魚かい?
と、まぁ冗談はよしこさんに預けておいて。
僕、佐藤真己は今年から高校生になる。
先程も述べたように腐男子だ。
ということは?もちろん?・・・そう、大正解。男子校です♡
今日から僕のホモホモライフパァラダァイスが始まるのだと思うと胸がトゥンクトゥンクしちゃうね。
あ、今はちなみに入学式なうです。
と、そろそろはげたおっさん(高校の校長)の長い話が終わったらしいので僕を含めた新入生一同は各々クラスへ入っていく。
「はい。おはようございます。
ではまず、みなさん入学おめでとう。俺はこのクラスと担任になる芳賀碓井(はが たいい)だ。よろしく」
いかにも熱血教師という雰囲気を出す男性がにこやかに挨拶をした。
ふーん、この人が担任かぁ。顔もそこそこだし誰かこの人といちゃらぶして禁断の愛覗かせてくれないかな。
うへへぇ、おいし〜い。
「お、おい、えーと、佐藤?大丈夫か?」
先生が心配そうに僕に尋ねる。
どうやら知らぬ間に鼻血が出ていたようだ。
もう、このお鼻め!ちょっとは自重しやがれってんだい!
「あ、大丈夫です。すぐに止まりますから」
僕はさらっと返した。
「そ、そうか。何かあれば言えよ!」
実に頼もしそうに言う先生。
それ僕以外に言ってくれたらそこから妄想膨らませられるのにィィ。
なんて思ってたら先生がまた喋り始めた。
「えーと、んじゃまず自己紹介からだな!端からいこうか!」
はぁん!?自己紹介!?そうか、こういうときってそういえば自己紹介必須だったか・・・。
わしコミュ障やから声小さなってまうてぇ・・・わしに喋らすより蚊に自己紹介させたほうがまだましやってぇぇぇ。
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