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共同作業
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そして、委員長、副委員長になった早乙くんと僕は、次の日の放課後早速仕事があった。
(幸いにも他の委員はサクサク決まった。
なぜかって?仕事がなくて、委員長、副委員長ほど責任持たなくていい且つ内申が上がるから。
人間って、汚いね……)
「よし、んじゃあ、二人には宿泊オリエンテーションの冊子ホッチキスでパッチンパッチンやってもらうぞ!
言っておくが、すんっげぇ綺麗にパッチンパッチンやれよ?
ちょっとでもズレたら先生の熱烈ちゅーが待ってるからな!?」
ハハハと快活に笑う先生。
冗談でも気持ちが悪いからやめて欲しい。
え、冗談だよね?
いや、いいんだよ?先生イケメンだし早乙くんとキスして禁断の愛が生まれたりしてくれたら僕すごいうれし((
まぁ、それはいいとして、先生に説明された僕たちは先生の冗談を華麗に無視して承諾の返事をする。
「はい。
職員室に持っていけばいいんすよね?」
早乙くんか尋ねる。
先生は冗談をスルーされたことなど微塵も気にせず笑っておう!と返事をすると自分の仕事をしたいからと職員室に戻って行った。
あの人あれでも先生なんだよね、うん。
まぁ、ユーモアがあって素敵だ。
「えっと、じ、じゃあ、早乙くん、はじめよっか?」
若干緊張しながらだったからちょっとどもった。
恥ずかしい。
「あぁ。」
そして僕と早乙くんとの初めての共同作業(意味深)が始まった。
パッチンパッチンとホッチキスの音だけが静寂の中に響く。
…………うん。
気まずい。非常に気まずい。
とは思えども、コミュ障の僕は話を盛り上げるなんてハイスペックなスキルは持ち合わせていないので、そのまま沈黙が続く。
と、そろそろ静寂が辛く感じてきた頃、早乙くんの低くて通る声が沈黙を破った。
「あのさ」
そんなに大きな声でもないのにびくぅっと肩を震わす僕。
「な、なななに!?」
うわぁ、めっちゃ恥ずかしいやつだ僕。
今どんな顔してるんだろう。
汗が吹き出して非常に気持ちの悪い顔をしてるだろうな。
とわかりつつもなおせないけど
「佐藤さ、俺のこと怖いの?」
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