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デンジャラス
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「え…と、え…??な、なんで??」
唐突な質問に戸惑いを隠せない僕は頓狂な顔で早乙くんに聞き返した。
アホそうな顔してるわ絶対。
「え、いや…なんかさ、佐藤って俺と喋る時いつも俯いてんじゃん?声も震えてるし…なんかびびらせちまってんのかなって」
無表情な顔が崩れ、少し眉がハの字に下がっている。
そ、そんな申し訳ない顔…ぎゃ、ぎゃっぷもえ!!!
なーんてくだらないことは置いといて、焦って僕は質問に答える。
「や、いやいや!全然そういうのじゃなくて!
なんていうかその、早乙くんってすごく格好いいじゃない??だからその、緊張しちゃって…」
……って、は?何言ってんだろ自分、なにこれまるでホモみたいぃい(ToT)
「え?お、おう…それは、まぁ、嬉しいな…さんきゅ…」
若干目をそらしながら小さな声で言う。
照れているようだ。
「まぁ、とにかくこれからは普通に喋ってくれていいから…お前がよければ仲良くしてほしんだけど」
早乙くんはぶっきらぼうにそう言うと、返事を促すように合図する。
「…ふぇ、え、ぼ、僕なんかでよければ全然!!こちらこそよろしくおねがいしま…」
ドンッ
言い終わる寸前、身振り手振りが激しかったのか、鞄が地面に落ち、中のものが散乱していた。
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