アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
シャワーと体温 5 【R-15】
-
引いた腰はすぐ後ろの壁に当たり、自分の思うほど引くことは出来ず、三枝はそんな僕の腰をぐいと寄せた。
何かを考える間もなく、僕の昂った熱は三枝の口腔に収められる。
それだけで短く喘ぎ声が口の端から漏れてしまう。
舌先を絡められ、頬の肉で擦り上げられ、独特なその肉の弾力と暖かさが僕を追い詰めていく。
ずっと出しっぱなしになっているシャワーの音でもかき消すことの出来ない僕の喘ぎ声。
その声に折り重なるように、じゅくじゅくと鳴る液体の混ざり合う音がより卑猥にバスルームに響いた。
「三枝、もう…無理、で、ちゃう…んっ」
自分の限界が近い事を息も絶え絶えに伝えると、三枝はわずかに口角をあげて、より1層強い力で喉奥から吸い上げた。
「あ…ぁっん!」
僕は吸い上げる動きになす術なく、果ててしまう。
…ゴクリ、と短く喉を鳴らす音がした。
慌てて、三枝の方に視線をやると満足気な表情の三枝。
「薄いな、昨日出しすぎたか?」
三枝は薄く笑って口元を軽く拭ってみせる。
なんとも扇情的な仕草と昨日の情事を思い起こさせる台詞に僕は頬がかっと熱くなるのを感じた。
風呂に長湯してる訳でもないのに、のぼせそうだ…。
「もう、どうすんの、こんなことして…」
僕は風呂の床に力なくへたり込む。
三枝は手を引いて、立ち上がらせようとしてくれるけど、呆然とした僕はその手に体重をかける事も出来なかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 36