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遅くない_4
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「ここを覚えておくと、何度でも楽しめるようになるんだ。何回できるか数えてみるか?」
何か、い…
しなやかな黒い獣の誘惑にうなずきそうになって慌ててブンブン頭を振る。
そんな体力ある訳ない。
「も、無理です。」
「そうか。残念だなっ」
言いながら腰を突き上げてくる優也さん。
突然の刺激におののいて、体を引こうとすると予測していたのか腰をがっちりホールドされていた。
「ああーっ、ゆ、やさぁんっ」
あまりに激しい動きに生理的な涙が伝う。
「やぁーっ、だめっ、あぁーっ」
言葉と反対に、体が勝手にしがみつく。
離さないようにしっかり肩に掴まって体をまかせて目を閉じる。
激しい突き上げで体がばらばらにほどかれて、優しい手つきでもう一度組み立てられる。
壊されるのも、組み替えられるのも、この人にされるなら恐くない。
「愁、ここ、凄い事になってる。」
くるくると指先でお腹をさすり、指を置いた辺りを突き上げてくる。
目尻に暖かい感触があって、涙が舐めとられた事を知る。
それが嬉しくて、体の奥でじわっと熱が生まれる。
同時に優也さんを締め付けてしまって敏感になっている所が強く押し込まれる。
「やだっ、やっ、あうっ、」
気持ちよすぎて言葉もでない。
刺激が熱になって、それを欲しがる体が喜ぶみたいに、中が蠢く。
奥へ奥へと誘おうとしているように腰が動いてしまう。
「ぐっ、食いちぎる気か。持ってかれそう、だっ」
優也さんが笑いながら苦しそうに言い、僕の顎を掴んで口づけた。
「んふうっ、あっ、はあっ、んっ」
喘ぎ声。というのは本当に喘ぐように出てきてしまうものなんだと、止める事も出来ずに漏らし続ける。
「やぁーっ、あっ、何か、おかしいっ、おかしくなっちゃ、」
頭の中に火花が散って視界が真っ白になる。
狂ってしまったような感覚に襲われて、優也さんにしがみつく。
「おかしくていいっ、俺ももう、限界だっ…」
ガツガツと奥を突き上げる動きが激しくなって、感覚が全部そこに吸い寄せられる。
「ああーっ、イクっ、優也さ、んっ。」
まぶしい光に包まれる。優也さんの体温に溶けていきたい。
頭の先まで電流が走ったみたいに痺れて、動けなくなる。
体の奥に飛び散って行く熱い飛沫の感覚に体も、気持ちも満たされていく。
好きです。大好きです。
二度と伝える事はできないけれど。
この気持ちが今ここにある事だけは信じてください。
あわよくば、ほんの少しの間だけでも僕の事を覚えていて欲しい。
1日でも、2日でもいいからっ…
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