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暗い夜 愁_6
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黙って俯くと、優也さんの指がぐにぐにと動きだす。お湯の力を借りているからか、気付かない間に膝に座らされている体勢のためか、自分で触れた時より動きがスムーズになっている気がする。
掻き出すように動かされている間にも声が出そうになって、必死で堪える。
「噛むならこっちにしろ」
唇に当たるまで肩を差し出されて、おずおずと唇をつける。
「っ、ふぅんっ…」
それを見計らって、ぐいっと指を曲げられて、仰け反って避けようとした背中を抑えられた。
さっき、自分で探そうとして見つけられなかった場所。優也さんの手にかかればアッサリ見つかる。
仰け反れなかった分、刺激が強く伝わって唇を付けたその肩をがりっと噛んでしまう。それでも優也さんはやめてくれなくて、指を増やされる。
「んうっ…ふぅっ」
中で指が擦り合わされて、内側をコリコリ擦られて、体が跳ねるのに合わせるように更に深く指が入ってくる。
「あっ、やっ、ああっ」
優也さんの体温みたいに体が熱くなっていて、もっともっとと願いだす。
洗ってもらっているだけなのに、この体は本当に浅ましい。
「どうした?物足りないか。」
合わせた瞳は優しい色に戻っていた。
少しだけ安心して、唇を差し出す。
「キス、しても、いいですか?」
言い終わる前に奪われていた。息もつかせない激しさで責め立てるようなキス。
こじ開けられて絡めとられ、流れこんでくる。
優也さんの熱。吐息。
切ないくらいに焦がれるくらいに熱くて。
息をするのも忘れてしまう。
そうしている間も、その指は動きを止めてくれなくて。じっとしていられなくなる。
「はぁっ、はっ、ゆ、優也さん、す、き」
「…っ、エロい顔してる。洗ってるだけなのに。」
息を切らしてしまっていて、返す言葉もない。
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