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束縛_7
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くちゅり、くちゅ、くちゅ
「んんっ、ふぅんっ」
自分の声で意識を取り戻すと、挿入されたまま唇を貪られていた。
「っ、んっ、ゆうやさっ」
「起きたのか。あんまり気持ち良さそうに飛んだから気付かないと思った。」
その笑顔に見惚れた僕は、挿入されているのも一瞬忘れてきゅうっと締め上げてしまった。
無意識の体の反応のせいで、中に入っている優也さんの熱を強く感じて恥ずかしくなる。
「なに、その反応。」
目を背けた行為を咎めるように顎を摘まれる。
真っ直ぐな瞳に射すくめられてしまったようで、目が離せない。
「…はずかし、くて」
「…こんなにヤっておいて今更?」
かあっと頬に血が上ってきたような気がする。
だって、だって…
優也さんが、あんな笑顔向けるから…
大切にされている、なんて身の程知らずにも思ってしまうから。
「好き…だから…んんっ」
後孔に挿入されたままの優也さんがムクムクと大きくなってくる。
「ま、まって、もう無理っ」
収縮してヒクヒクし出した体内の変化に驚いて体を離そうとする僕の肩を掴んで
グンっと奥を突き刺された。
「やぁあーっ」
どくん、どくん
「今日はやめてやらないって言った」
僕の中も優也さんも、熱いままで絡み合った視線までしっとりと熱を放つ。
「ああっ、熱いっ、優也さんがっ、熱くてっ…あっうっ…」
緩やかに少しずつ腰を引いていって、ズクリと差し込まれる。
ぐずぐずにとろけてしまうくらいに体が熱くて
もしかしたら、どこかからもう溶けているのかもしれない。
「はっ、あっ、あっ…」
ぐちゅん、ぐちゅん、ぐちゅん
「愁の中だって、熱くなってる…火傷しそうだ。」
ぺろりと唇を舐められて、優也さんの舌を受け入れる。
角度を変えながら、深く深く口中をまさぐられて息が上がってきてしまう。
「ふぅっ、ん…んっ、んっ…」
食べられているのか食べているのか
もう分からないけど、必死でその舌に絡み付いた。
「んーっ」
優也さんとのキスに夢中になっていると、腰がぐいっと進められた。
動きはゆっくりで、それなのに熱い体温のせいなのか、体中に刺激がじわじわ広がってくる。
腰を中心にして、体が反応していくのが目を閉じていてもわかる。
気付けば、打ち付けられるその動きに応じて自分から誘うみたいに腰を揺らしてしまっていた。
「んっ、んっ、ふあっ…」
解放された唇から大きく酸素を取り込むと、今度は首筋を舐め回されて
ちゅうっと強く吸い込まれる。
「ん、あっ、あっ…あと、つけてっ。優也さんの、だって、わかる、ようにっ」
「もういっぱいついてるけどな。まだ足りないか」
のど仏を吸われて、息がひゅっと鳴る。
「消えないと、いいっのにっ…あっ…」
「…。消えないよ。毎日毎日つけ直してやるから。俺の大切な物だってシルシ」
大切な…
きゅうっと中で優也さんを締め付ける。形がはっきりわかるくらいに強く。
「うっ、力、抜けっ…何で泣く?」
「…嬉しくって…最近、泣かされてばっか…こんなに好きでいるの、恐いのに…」
目元を腕で覆うとボロボロとこぼれる。
頬を伝う涙を優也さんが拭ってくれて、きゅっと抱きしめられた。
黙っていても伝わってくるような優しさが嬉しくて、恐かった。
「どこにも、行かせない。」
幸せな気持ちをどう表現したらいいのかわからなくて、震えそうになる両手を優也さんの背中にまわした。
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