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過去_7
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「ふんっ。オマエが強情だから、背中が裂けるとこだったぜ」
笑えない冗談を言いつつ、僕に腰を高く上げた体勢をとらせた。
そして蜂蜜を入れるような容器から透明な液体を僕の腰に振りかける。
「つめたっ」
「じっとして力抜いてろよ」
後ろから腰骨を掴んで固定され、後ろの孔に指が触れる。
さっきシャワーでも洗われる為に散々嬲られた場所だった。
やっぱりそこを使うのかと半ばあきらめた気分でいると
ズクンと一気に指が入ってきた
「ひぃっ、いたっ」
予想していたよりも急な刺激に驚いて体勢を起こそうとした肩を片手で押さえ込まれる。
「動くなって言ってるだろ」
さっきかけられたヌルヌルとした液体をどばどばと足されながら、2本目の指が入れられる。
男の僕相手にこんな事をするなんて、夏彦は頭がどうかしているんだ。
どうかしてしまったのは、僕が存在するからかもしれない。
そう思ったら悲しかった。
あんなに優しい顔をしていた人
あんなに弟がいたのを喜んでくれた人
その人が、誰よりも僕を恨んでいるんだと思うといたたまれなかった。
「ひいーっ、そ、んなのっ、入らな…」
勢い良く立ち上がった夏彦の性器が入口にあてがわれる。
「口答えすんな。これは罰なんだ。オマエなんて産まれてきちゃいけなかったんだから。」
ミシミシ、と音をたてながら夏彦が腰を進めてくる。
「うあっ、い、い、たっ、いたいっ」
「オマエが苦しむほど楽しい事はないなぁ。泣けよ。もっと泣き喚け」
内臓が圧迫されて息も吸えないような痛みを与えて笑う夏彦。
ボロボロと生理的な涙が溢れて視界を塞ぐ
恐怖と痛みが体を包んでいて恐ろしかった。
恐い…
苦しむ僕を見て、心底嬉しそうな顔をしている夏彦も
こんなに恨まれているのを知らなかった僕も
何年も監禁され続けている彼女も
みんなみんな…
「うああーっ」
ズシンっと奥まで痛みが到達する。
熱い楔を体内に打ち込まれたんじゃないかと錯覚する痛み。
夏彦が動くたびに内臓が引きずり出されるような気持ち悪さ。
「はっ、キツイなぁ。さすが処女。覚えておけよ。これから誰とやろうとオマエの初めての相手は僕だけだ。僕を満足させられなきゃカオリに負担がかかるんだからな」
「ひいーっ」
引き抜きかけたそれと後孔にさっきの液体を足してまた奥まで挿入される。
ぱちゅん、ぱちゅん
だんだんとスピードを上げてくる夏彦の動きについていけず、息をするタイミングもわからない。
「ひっ、はっ、はっ」
「だすぞ。まずは1発目だ」
ひくひくっと、中で夏彦が震えてお腹の中に何かが広がる。
それはとてつもなく不快な感覚で
僕はもう考えるのが嫌になっていた。
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