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過去_10
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目が覚めても現実は変わらなかった。
ただ…
「お腹の中、出さないと痛くなっちゃうわよ」
彼女が話しかけてくるようになった。
虚ろな瞳のまま笑顔を向けて。
「アノヒトあなたの体が相当気に入ったみたいね。私はしばらくお休みしていいって言われたの。お休みしててもお薬くれるのかしら。」
「あの、薬は…飲み過ぎると命にかかわるって…」
体をゆっくり起こすと腰がズキズキ痛んで体内からドロリと液体が零れた。
腹違いとはいえ、兄に犯された事が事実だった証拠だ。
顔をしかめた僕と反対に、彼女はウフフと笑った。
「お薬がないと足が痛いのよ。それに、飲んでいれば悲しい事を思い出さないの。」
もう覚えていないのだけれど。
と笑う彼女は少女のようだった。
覚えていない…
そんな事有り得るんだろうか。彼女の表情から嘘は読み取れない。
悲しい事などないかのように穏やかな表情…
薬を飲まされた体はギシギシと痛んで動きまで鈍くなっているようだった。
思考までも泥沼に浸かったようにぼんやりとしていて考え事もうまくまとまらない。
よろよろしながらシャワーを浴びて体の不快感を洗い流して出てくると
僕には更なる地獄が待っていた。
「夏彦の奴隷になったそうだな。」
鞭を手にして立っていたのは、僕を引き取り育てると決断してくれた父親だった。
仕事仕事でほとんど休みが無いため、スーツ姿か白衣姿しか見た事がないのに。
部屋着で待ち構えるように仁王立ちしているその姿は、寒気がするほど恐ろしかった。
そして、鞭を振り上げると目一杯それを僕に叩き付けた。
バチーン
思ってもみなかった痛みに驚いて、畳に倒れ込んだ。
そのまま背中に、顔を覆った腕に、それに続く肩に、連続で鞭を降ろされ続けた。
「いっ、いたっ…と、とう、さん?」
見上げたその表情は明らかな興奮の色に染まり、口元はいびつに歪んでいた。
夏彦にソックリだ…
親子というのはそんな所まで似るものなのか。
そして吐き捨てられたその言葉は僕を抉るには充分だった。
「オマエは私たちの奴隷だ。せいぜい楽しませてくれよ。」
呆然としたままの僕をいたぶるように微笑み、言葉をつないだ。
「逆らわずに奉仕できれば学校には通えるようにしてやるし、カオリにも薬を与えてやる。友達なんてつくるなよ。遊んでる時間なんてオマエにはないからな。」
ジジジ
ファスナーを降ろしてとりだした性器を僕の口に押し付けた。
「夏彦と2人でじっくり躾し直してやる。本当はもっと前にこうするはずだったんだ」
口の中が生臭い。顔をしかめて吐き出そうとすると、頭を押さえつけられた。
「ごほっ、うぐっ」
「舌を動かして口の中で勃たせろ…そうだ。いいぞ。先走りを舐めとって唇に力を入れろ。歯をたてるなよ。そんな事したらオマエの歯を全部折ってやるからな。」
口の中が不快感でいっぱいになって飲みきれない唾液が唇からこぼれおちる。
ムクムクと頭をもたげてきた性器の大きさに恐怖を抱きながら言われるままに舌を動かす。
「口に入れたまま四つん這いになれ。」
のろのろと従っていると鞭で背中をぶたれる。
「ひっ」
「カオリ、こっちへこい。舐めろ」
僕の頭を片手で押さえつけながら、反対の指で後孔を広げられた。
「やっ、やめっ」
バチーンっ
口から離した瞬間に背中に火をあてられたような痛みが走る
「ひいっ」
「逆らわずに奉仕しろと言っただろう。」
ドカッドカッ
鞭では気が済まなくなったのか、足で背中を強く蹴られて畳に押し付けられる。
髪を掴まれて上げさせられた頬に往復ビンタが飛んでくると口の中が切れたのか血の味がした。
圧倒的な力の差。抗うすべもない自分。
空虚な目をしたまま僕を眺める彼女。
ぐったりと力が抜けた僕の体を仰向けに倒し、腰の下に座布団を折り畳んで入れ込まれる。
両足を背中が浮く程高く持ち上げられて、骨盤から下が完全に宙に浮いた。
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