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記憶_6
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上半身がガクリと畳に落ちる。
意識を手放したかった。
バシン、バシン
「ひっ…」
鞭で打たれたのがわかった。
「中グズグズだぞ。ちゃんと締めろよ、こうしてやるから、よっ」
「う、ああーっ、やめっ、やめてっ、くだっ…」
バシン、バシンバシン
鞭で背中を激しく打たれながら、乳首をわざと揺らされて達したばかりの体は快楽より痛みに反応する。
ガクガクと中を突き上げられるたびに聞きたくない自分の声が耳に届いて嫌気がさす。
いやだ。
いやだ。
こんな事、したくないのに。
ぐっと角度を変えて内側と性器を擦られる。
「やっ、やあっ、ああっ」
どろりと薄い色のついた液体が吐き出される。
嫌で嫌で仕方ないのに、達してしまう体が疎ましかった。
「その汚らしいのがどれだけ出るか試してみるか」
「も、やだ、やめて、ひいっ…うああっ」
腕の拘束が解かれて、這いつくばったまま逃げようとする体をガッチリ捕まえてゴリゴリと奥をこすって、その度にローターの振動が内臓を震わせて、体中が痺れる。
出したばかりでどこも敏感になりすぎていた。
それなのに夏彦は突き上げるのをやめてはくれない。
ズルッとローターごと引き抜かれて反転させられるとニヤニヤ笑う恐ろしい顔が赤い舌を覗かせる。
ドスンと一気に挿入されて背中が仰け反る。
「泣けよ。もっと、もっとだ。」
「いやぁーっ、あーっ…あうっ…」
ぐちゃぐちゃと僕の性器を扱いて、なすりつけたその手で口を塞がれる。
「メス奴隷の好物はこれだろう。自分のだっておいしいよなぁ。」
口の中に広がる青い臭い。
吐き気がするのを堪えて舐めとる。
「はっ、その玩具が随分お気に入りだな。ダラダラ垂らして汚いヤツだ。」
息が上がって、ろくに動けない両足を担ぎ直すとドスドスと勢いをつけて容赦なくピストンを続ける夏彦。
生理的な涙がボロボロ零れて視界がぼんやりする。
体の奥が痛くてたまらない。
それは、絶望に似た痛み。
「出すぞっ。たっぷり飲み込め。」
ドクンと夏彦が体内に吐き出した。
格子の向こうで彼女が僕を見ている。
小さく微笑んで…
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