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真っ赤な顔で言葉も発せないくらい荒い呼吸を繰り返す速見に、『やりすぎた』『悪いことをした』そんな罪悪感を覚えたーーーだが、それよりもっと強くてドス黒い感情が胸から溢れてくる。
「やっべーな、その顔・・・」
酸欠で虚ろになった目に、舌を突き出して喘ぐ唾液まみれの口元、うなじまで真っ赤に染まった肌、激しく上下する肩・・・
うずくまる速見の顎を掴み持ち上げて、俺と目を合わせる。
「はぁ・・・はぁ・・・なに・・・?」
涙で潤んだ目と、少し舌っ足らずな言葉。
ゾクゾクゾク・・・と、つま先から頭の先までを駆け上がるようなこの衝動は、何だ?
「速見さぁ・・・この後、俺のこと殴っていいから、ちょっとその口、貸せよ」
速見の顎を掴んだまま、片手で自分のベルトを取り去ると、ズボンのファスナーまで下ろす。そこまでしてようやく速見は自分が何をされそうになっているのか気付いたのか、サァッと青ざめる。
「お、い・・・待てよ。まさか、」
「あー、何?気付いた?」
バッと顔を背けて逃げようとするが、もちろんそれを許すわけもなく、再び顎を掴み直してコチラを向かせる。
「やだ、やめろよ・・・おれ、男だぞ!?」
「あ?人のこと"女になれ"とか言いながら、今更、男とか女とか気にすんの?昨日無理矢理キスしといて、これは嫌?」
「っ、それは、」
返す言葉を失い、視線を逸らす速見の目の前に、見せつけるようにして下着を下ろし、俺のいきり立ったモノを取り出した。
「っ!?な、んで・・・んなに、勃ってんだよっ」
「あはは・・・なんか、俺もよくわかんねーけど、今めちゃくちゃ興奮してんの」
キスをしてドロドロに溶けた速見の表情と、今の怯えた表情が、自分の中で経験したことがないくらいに自分自身を昂らせていた。
自分でも笑ってしまうくらいにバキバキに勃起したソレから必死に顔を背けようとする速見の頭を両手で捉える。
赤くなったり青くなったりしながら、イヤイヤと子供みたいに首を振る速見が可笑しくて、口元に浮かんだ笑みが消えない。
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