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やりすきだ。いや、やりすぎたなんてモンじゃない。
つい昨日喋ったばっかりの男にチンコしゃぶらせて、挙句に顔射するなんて・・・とんだクズのホモ野郎だ。
「あー・・・速見、大丈夫か?」
大丈夫なわけないだろう。あんなに喉の奥をガツガツ突かれて、平気なわけがない。
だけど速見は、水道の水で口の中をすすぎながらコクコクと頷いた。そんな速見の気遣いにさらに罪悪感が膨らむ。
「ごめんな?俺のこと、殴っていいから」
背中を摩りながら言うと、速見が顔を上げて俺を見る。
相変わらずの目付きの悪さだが、その表情から怒りは感じない。ただ、何か含みを感じる目線だった。
「殴らねーし。別に謝らなくていーよ」
「でも・・・」
「いーから」
濡れた顔をペーパータオルで拭きながら、片手で俺の胸をポンポン叩く。
速見は不良だし、すぐキレるなんて噂を聞くから、きっとすぐ殴られると思っていたし、殴ってくれた方が俺の気も晴れるから、飛んでくると思っていた拳で「気にするな」とばかりに軽く叩かれると気が抜ける。
でも、罪悪感が消えるわけがない。
「ごめん・・・」
『あんな事してごめん』『気を使わせてごめん』二つの意味を含めて、速見に頭を下げた。
すると速見はペーパータオルを捨てると、大きくため息を吐いて俺を見た。その目が見ていられず俯く。
ああ、せっかく気を使ってくれたのに、面倒なやつだとか思われたかな。
ちゃんと謝らなきゃならないのに、下唇を噛み締める口から言葉が出ないでいると。
「わかった。じゃあこうしよう」
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