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モヤモヤ 1
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「…大翔。あれ誰?」
「………家庭教師…」
「ふーん…」
陸が蓮の背中を睨み付ける。
「何、睨んでんだよ。行くぞ」
「おー…」
何故かずっと無言。
陸は何か考えことをしているようだ。
いつの間にか俺の家の前に来ていた。
送ってくれたのかな?
「今日はありがとな。お休み」
「あぁ。お休み」
と一言だけ言って帰って行った。
今日の陸、変だったな…?
と思いながら、家に入ると、
「おかえりー遅かったわね?」
と、母さんが声を掛けてくる。
「陸と遊んでた」
「遊ぶのはいいけど勉強もしっかりねー?」
「あぁ」
短い会話をし、俺の部屋へ向かう。
部屋に入ると制服を脱ぎ部屋着に着替え、ベッドに身を預ける。
目を瞑ると蓮が女と腕を組みながら歩いてる光景が目に浮かぶ。
何で彼奴なんか……!!女と付き合っていたって、俺には関係無い!!
……のに…なんで………どうして…胸が痛む……。
まだ、2回しか会って無いのに……彼奴の事ばかり頭に浮かぶ……。
「意味わかんね……クソッ…モヤモヤする…」
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