アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
05
-
「はぁ…疲れた…」
瑞輝がそうつぶやいて時計を見ると、ちょうど針は12時30分を指していた。
お昼食べなきゃな…。
瑞輝は立ち上がり冷蔵庫に向かう。
そして、冷凍庫から冷凍グラタンを取り出してレンジで温める。
龍巳のためにはご飯を作るが、自分1人だけの時には作らないのが普通だった。
どうも自分の為だけにご飯を作る気力が出ないのだ。
「さて、続きやらなきゃ」
軽く洗ってからゴミ箱に捨て、作業に戻る。
何時間後か、パソコンにメールが届く。
『あと30分で帰る。』
龍巳からのメールだった。
お風呂の準備しよう。
龍巳は帰ってきてすぐ、疲れた身体をお風呂で癒す。
快適なバスタイムを提供する。それも大事な仕事だ。
いくら締め切りに追われていようと、家事が最優先。
龍巳のことを一番に考えて行動する、それが、愛情。
瑞輝はそう思いながら、龍巳を愛する自分に陶酔していた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 6