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膨らむ思い
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まあ、そこまでは大体いつもどおりだった
しかし、この状況はおかしい
だって俺より先に帰ったはずの小野くんが俺の車の隣に立っているのだ
おかしいおかしい
車まで残り10mぐらいの所で俺が固まってると
「神谷さん!!」
俺に気づいたらしい小野くんが走ってきた
「え、えーっと小野くん?なんでここにいるの?」
本気で意図がわからず、つい質問してしまった
すると小野くんは笑顔で
「だって今日、神谷さんにお疲れ様でしたって挨拶してなかったので!」
あぁ、そういえばそうだった
「そうだっけ?まぁ、そーゆーことにしといてやるよ」
「はいっ!じゃぁ、神谷さんお疲れ様でした」
そう言って小野くんは帰っていった
律儀だなぁ
そーゆー事するからもっと思いが膨らむんだよ
なんて悪態をつきながらも嬉しくって
顔は緩んだままだった
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