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体育祭13
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実哉やで。
ラスト試合の真っ只中。
ユーからの連絡で亜芦の機嫌がずっと悪いとは聞いていたんやけど…
これは予想外やなw
実「亜芦、そんなブスくれてたらかわええ顔が台無しやで?w」
亜「…可愛くなくていい」
ムッスーとして俺の顔を見上げていた亜芦はプイッとそっぽを向いた。
ここまで機嫌悪いとは聞いてへんかったわw
俺は亜芦の頬に手を添え、こちらに向ける。
俺は亜芦に顔を近付け…
実「ええ加減機嫌直しい?な?」
チュッと額にキスをして言う。
亜「…ちょ、色んな人見てるから////」
亜芦は頬朱色にそめ、慌てて言う。
やっぱ、焦ってる亜芦ええなぁw
実「別に俺は気にせんで?誰が何と言おうと亜芦は俺のものやろ?」
亜「…そ、そうだけど////」
照れながら亜芦は…
あ、またムッスりしてもうたw
とは言ってもなぁ…
俺は亜芦の服に手を伸ばす。
亜「ちょ、実哉、何して…!?」
実「いや、中に何も着てへんかった亜芦が悪いんやないかと思ってw」
スルッと亜芦の服の下に方手をしのばせ、さわさわとお腹を撫でまわす。
亜「…んん…実哉……やっ…くすぐった…」
ぎゅっと目をつむり、亜芦は身をよじる。
実「亜芦のお腹スベスベやなw」
亜「…やっ……だから…実哉…くすぐ……ったい…ってば……」
首をフリフリしながら亜芦が言ってくる。
拒否られるともっとやりたくなるんよなぁw
お腹を触っていた手を更に上に…
ある場所を掠めた時、亜芦がビクリと身体を震わせた。
亜「…っん!?」
実「亜芦、意外と敏感やなぁw」
亜「…どこ…が?」
実「せやなぁ…w」
今度は撫でるように指の腹で擦る。
亜「…ん…ぁ…やだぁ…実哉ぁ…」
実「なんや?w」
そういうと、亜芦は俺をキッと睨み上げてくる。
その顔で睨まれてもなぁ…
もっといじめくなるやん?w
更に弄ろうとしたら、亜芦の服の下にしのばせていた手をスルッとぬかれた。
俺の片手を両手で握り、俯いている亜芦。
実「亜芦、どしたん?」
亜「……………が…」
ぼそぼそと言ってて聞こえへん。
実「亜芦、聞こえへんで?w」
亜「だから…」
バッと顔を上げ、亜芦は俺を見上げる。
亜「だから、こんな大勢の人がいる所じゃなくて二人っきりがいいの////」
上目遣いで雪のように白い頬を赤らめて、そんなん言われたら…
実「なぁ、亜芦」
亜「…ん?」
コテッと首を傾げ、こちらを見つめてくる亜芦。
実「やっぱり、賭けはなしにせぇへんか?」
亜「…なんで?」
ものすごく真顔で聞き返されたんやけど…w
まぁ、ええかw
フッと俺は口元を緩め、亜芦の顔に手を伸ばす。
方頬を包むように触れ、なぞるように顎までおろして、顔をクイッとあげさせる。
触れるだけのキスをし、亜芦の耳元に顔を近付け…
実「俺は亜芦を今から攫う」
と囁いた。
亜芦Side
実哉に触れるだけのキスをされ…
実「俺は亜芦を今から攫う」
そう耳元で囁かれた瞬間、周りの風景が変わっていた。
ワーッとかキャーッとか色々な歓声が響く。
さっきまでのっていたはずの騎馬が今は実哉の肩越しに見える。
肩越し?
ん?
えっ?
俺と実哉が写っていはずのスクリーンに目を向ける。
あれ?
俺、実哉にお姫様だっこされてる?
スクリーンにうつる俺と実哉の姿はどんどん小さくなる。
走ってるから余計にね。
亜「…実哉」
実「どないしたん?w」
亜「…体育祭は?」
いや、ききたいのはそこじゃないだろ、俺…
実「終わりでええやろ?w」
な?と実哉が微笑んで言ってくる。
やっぱり、俺…
亜「俺、実哉の笑った顔好きだな…」
言葉にして、言うつもりはなかったのに気付いたら言っていた。
走っていた実哉が足を止めて、ポカーンとしてしまった。
亜「…実哉?」
実「あ、うん…//」
プイッと顔をそむけ、再び実哉が走り始める。
あ、実哉が照れてる…
それがなんだか嬉しくて俺は無意識に笑っていた。
実「笑わんでやw」
亜「…んー、嫌だ」
実「さよかw」
そういえば…
亜「…実哉、今からどこ行くの?」
実「せやなぁ…亜芦はどこ行きたい?」
んー…
亜「…実哉と二人ならどこでもいい」
実「了解w亜芦、落ちんようにしっかり掴まっとってや」
亜「…うん」
俺は実哉の首に腕を回してしがみつく。
実「離さんでよ?」
亜「離さない」
俺と実哉はその場を後にしたのだった…
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