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うん…?
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カーテンの隙間から溢れる太陽の光で目を覚ます。
亜「…ん」
上半身を起こし、まわりを見渡す。
今、何時だろ?
充電器にさしてある自分のスマホを見つけ、それで時間を確認しようと思いベッドから降りた瞬間…
ドテッ
えっ…?
何故か派手に転んだ。
んん?
いや、うん…?
腰っていか脚が立たない?
なんでだ…
てか、ノーパンなんだけど…
俺の今の恰好Tシャツ1枚。
実哉のだから大きくて確かに隠れる所は隠れるけども…
ふと、昨日の事を思いだし、一気に身体の体温が上がる。
あれ、そういえば身体もベッドも綺麗になってるけど…
身体も?
………。
うん、忘れよう。
俺は這いずりながらスマホがある場所へ向かう。
ドアの前を通りかかった時、いきよいよくドアが開いて頭を打ちつけた。
亜「…ったぁ」
普通に痛い…。
打った頭を抑えうずくまる。
徠「そー君、起きたの?☆おはよー☆そんな所でうずくまってどうしたの?☆」
俺、今すごく立てないことに腹立つ!
立てたら即蹴り飛ばしてたのに。
俺は顔を上げ、俺の頭にドアを激突させてきた人物を見上げる。
亜「…イク、ちょっと、しゃがんで」
徠「何?☆どうかしたの?☆」
何も疑わずに俺の前にしゃがむイク。
そんなイクに俺はデコピンをかます。
徠「いったぁ〜☆何するのさ、そー君☆」
デコピンされた所をさすりながら、イクが涙目でこっちを見てくる。
亜「…別に腹が立っただけ」
徠「理不尽☆」
いや、それ俺の方だから…
スマホ取りにいってただけなのに頭打つとかさ!
ハァッとため息を吐く。
徠「てかさ、そー君、こんなとこで何やってるの?☆」
亜「…スマホを取ろうとしただけ」
徠「取るなら立って……あぁ、腰が立たないのか☆」
ポンッと手を叩き答えたイクにもう一度デコピンをかましてやろうと思ったら…
少し閉まっていたドアが再び開き、今度はイクの頭にゴンッと鈍い音を立ててぶつかった。
徠「いったぁ☆」
柚「そー君、おはようwって、イク何してるの?w」
さっきの俺のように頭を抱えてうずくまっているイクを見て、俺はざまぁみろって思ってしまった。
徠「ドアで頭打った☆」
柚「うん、そっか、どんまいw」
あははっと軽くユーが流した。
うん、ユーのせいだから。
まぁ、俺は関係ないからいいけど。
そして、そもそもの疑問。
亜「…ユーとイク、なんでいるの?」
徠「暇だから☆」
ウインクしながら言ってくるイク。
柚「からかi…じゃなくて遊びに来たんだよw」
いつものようにニコニコしながら言ってくるユー。
からかいに来たって言おうとしたよね、絶対…
誰をとは聞かないでおこう。
亜「…うん、そっか」
とりあえず、スマホを取りたい。
這いずりながら、再びスマホの方へ…
柚「歩けばって…そー君、初エッチだったねwそりゃ、足腰立たないねw」
………。
ねぇ、初エッチとかもろで言うのやめよう?
俺があえて考えていなかった事言うのやめよう?
昨日の事、思い出して恥ずか死ぬよ!?
もう、いいや、とりあえずスマホを…
俺がドアから離れた時、再びドアが開き…
あっ…
徠「いったぁ〜☆」
ゴンッと音を立ててイクの頭にドアがぶつかる。
そこまでくると見事としか言いようがないね、うん。
実「亜芦、起きたんか?wおはようさんって、イクはそんな所でうずくまって何しとるん?w」
柚「気になしくていいよw考え事してるだけだからw」
いや、頭打って痛みに耐えてるようにしか俺には見えないんだけど…
実「はよ、考え事がまとまるとえーなw」
この2人分かってて、会話してるの?
わざとだよね?
すっごいニッコニコで笑顔で会話してるんだけどさ…
徠「あ、そうだ☆」
頭を抱えてうずくまっていた、イクがガバッと起きる。
え、何…ほんとに考え事してたの…
徠「そー君、初エッチの感そuったぁ〜☆もう、何するのさ☆」
イクが最後まで言い終わる前に再びおでこにデコピンをかます。
柚「感想かぁ、是非とも聞いてみたいもんだねw」
え、ちょっ…
実哉いるんですけど!?
てか、この状況で言えと!?
徠「そそ☆俺も聞きたい☆」
柚「とりあえず、イクから聞こうかw」
徠「え、なんで俺☆」
柚「初めてした時の感想聞いてないなってwあ、昨日の感想でもいいよw」
徠「え、あ、昨日って…////」
ブワッてイクの顔が真っ赤に染まる。
こんなイク初めて見た…
実「慣れてる人の感想、俺も聞いてみたいもんやなぁw」
徠「慣れ…あ、えーっと、先にリビング行ってるね☆」
あっ…逃げた…
柚「僕もリビングの方に行っとくねw」
実「はいよw」
ユーもイクの後を追い、寝室を出て行った。
実「さてと、ほんで身体の方は大丈夫なんか?」
フワッと身体を抱き上げられ、ベッドに座らせられる。
亜「…うん」
実「なら、良かったwはいよ、スマホが取りたかったんやろ?」
俺のスマホを渡してくる。
亜「…ありがと」
スマホを受け取り、電源をつけ時間を確認する。
9時かぁ…
お昼くらいかと思った。
って、あれ…
亜「…学校は?って…わっ」
思わず、立ち上がろうとしてふらつき倒れそうになったところを実哉に支えられる。
実「なにしとんのw今日は土曜日やから学校はないで?w」
土曜日?
土曜日か…
亜「…なら、いいや」
実「あ、せや、さっきイクに亜芦の部屋から服持ってきて貰ったんや、着替えや」
はいっと俺の服を実哉から受け取る。
お、ちゃんと…パンツある←
イクが持ってきたとかいう時点、色々疑問はあるけど、とりあえず今は考えないでおこう。
俺は上に着ていた実哉のTシャツを脱ぐ。
実「亜芦、ごめんなぁ」
亜「…え?」
ギシッと音を鳴らし、実哉が俺の隣に腰かける。
実「俺も初めてやったから優しくできへんかったから、亜芦に負担かけてしもうたな」
申し訳無さそう表情で言ってくる。
そんな、実哉に俺は思わず抱き着く。
亜「実哉は…実哉は悪くないよ。俺が…その…なんていうか…」
実「いいんやで、そんな気ぃ使わんでも大丈夫やでw」
気なんか使ってない…
上手く言葉にできない。
そんな自分が腹立たしい。
亜「だから…その…」
実「亜芦w」
亜「き、気持ち良かった……です…////」
いや待って、俺何言ってるの…////
今すごく顔が熱い。
絶対、顔赤い。
亜「えーっと…い、今のは…」
実「もう、ええよw初めての感想聞かせてもらったしwそれにはよ服着ないと襲うで?w」
えっ…
初めての感想って…
………。
徠「そー君達、何してるの?☆なになに☆朝から第二ラウンドやるの?☆」
さっきまで顔真っ赤にさせてたイクが何故か戻ってきた。
柚「イク、邪魔しちゃダメでしょwこういのはこっそり見守らなきゃw」
いやいやいや、そうじゃないから…
実「亜芦、意外と元気やなw」
いやね、とりあえず言わせて…
全部さ…全部ね…
亜「違うから!!!」
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