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訴えて、語る。
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蘭「ちょっ、イク…それ以上、上に来ちゃ…んん…」
徠「どうかした?」
どうかした?っじゃないよ!!
俺の足の間にイクの片足があって、上側に逃げようとしたせいでイクまでにじり寄ってきて、四つん這いで上に覆いかぶっさているイクのその片足の膝が俺のやつに当たって…
蘭「だ…から、来るなって…ぁ…ッ…」
徠「大丈夫?顔赤いよ?」
俺の顔を覗き込むのに更に近付いてくる。
グッとイクの膝が俺のを更に刺激してくる。
ほんと洒落にならない。
恥ずかしさからなのか、じわぁっと涙がうかぶ。
蘭「ほんとにどけってば!」
出せる限りの力でもがいた瞬間、イクがバランスを崩して…
徠「ちょっ、そー君…」
待って…イクがこの位置で倒れたら…
俺はギュッと目を瞑る。
予想していた事は起きず、俺の上に乗っていたイクのを重さがなくなり、誰かによって俺は抱き起こされていた。
目を開ければ、座り込んだ実哉の腕の中。
俺の目の前ではイクがユーに抱きかかえられていた。
実「イクでもさすがにキスするのは許さへんでw」
柚「ほんと、びっくりしたよw」
助かった…
徠「え、何が?☆」
とりあえず…
蘭「一発殴る」
立ち上がり、イクの元へと行こうと瞬間、腕を引かれて再び実哉の腕の中に戻される。
実「怒りたい気持ちはよう分かるんやけど、とりあえずストップなw」
蘭「なん…」
なんで、と聞き返そうとした時ボソリと実哉に耳元でささやかれた。
実「勃っとるで?w」
えっ…あっ…
カーッと身体が熱くなる。
内股になり、太ももの間に腕を入れて隠す。
実「顔真っ赤やw耳も赤くなっとるで?w」
そう言って、ペロリと耳をなぞるように舐められ、ビクリと身体が震え、声が漏れる。
蘭「…んぁ」
ハッとなって、慌てて両手で口を塞ぐも…
あ、下が…
何故かオロオロして焦ったあげく、実哉の方を向いて実哉の上に向かい合わせに座りそのまま抱きつき胸元に顔を埋めた。
とりあえず、落ち着くまで…
実「なんやこの生殺しわw」
生殺し?
柚「凄いねw意外とだいたんw」
だいたん?
実「生殺しはもはやお互い様やろ?w」
お互い様?
柚「まぁ、そうなんだよねwイク、そー君とギリィのやり取り見て興奮したの?w」
………。
俺はそろぉっと後ろを振り返る。
ユーに後ろから抱き着かれて片手を封じられているイク。
そんなイクは見た事ないくらいに顔が真っ赤っていうか火照ってるという方がしっくりくるかな?
それに対してすごく意地の悪い笑みを浮かべているユーも見たことない。
徠「いや、ちが…これは…その…////…んぁ…」
柚「何が違うの?イクのここ半勃ちだよ?w」
ユーがイクのを空いている方の手で撫でながら言う。
徠「…だめ…ギリィ達……いる…からぁ…あッ…」
俺は何を見せられてるのかな…
こっちまで恥ずかしくなるし、変な気分に…
いや、嘘!
なってない!なってない!
再び、実哉の胸に顔を埋める。
実「予想外の展開になってしもうたなぁw」
柚「僕もする気はなかったんだけどねぇwまさか、こうなるとは思わなかったよw」
実「まぁ、ええんやけどw」
いや、良くないと思うのだが…
柚「うーん、まぁ、いっかw」
実「サボるならサボるなりに楽しまなそんやしなw」
すごく、さっきよりも嫌な予感。
柚「そうそうw部屋とか風呂とか教室とかはやった事あるんだけど外はやった事なかったんだよねwねぇ、イク?w」
徠「え、あ、うん…☆」
再び、チラリと後ろを振り向くとイクと目が合った。
イクの目が訴えてる。
逃げようって。
俺も正直、この状況はあまりよろしくないし、イクの焦る顔からしてやばいとしかいいようがない。
コクンと頷いて返せば、イクが少し嬉しそうな表情になった。
とりあえず、目配せで合図を送りタイミングを見計らい…
徠「み、見て、あれ!」
イクが適当な方向に指をさしてそう言った。
実哉とユーの視線がそちらに向いた時…
いまだ!
イクと俺はパッと立ち上がり、屋上の出入り口に向かってダッシュをした…つもりだった。
俺とイク、実哉とユーにそれぞれ手を掴まれ止められた。
実「蘭羽、どこ行くん?w」
柚「イク、あれって何?w何もないよ?w」
二人の笑顔がこわい。
高身長恨む。
イクの目が語っている。
もう、諦めようって…
俺は掴まれた腕をそのまま引かれて、実哉の腕の中に逆戻り。
イクもユーに同様の事をされている。
柚「一様、逃げようとしたって事に関してはお仕置きしなきゃねw」
実「せやなw向かい合わせにでもやろか?w」
柚「いいね、それ採用w」
俺とイクを挟んで聞いちゃいけない会話が聞こえる。
徠「そ、そー君、2回目でしょ?は、ハードル高くない?」
そうだよ!って言いたいところだけど…
実の話…
実「本編に出てないだけで何度かやっとるで?w」
メタ発言なうえにサラッと言ったよ…
俺は思わず、適当な方向に視線を向ける。
イクからの視線が痛い…
こればかりはごめんとしかいいようがない。
イクからしたら、唯一の打開策だったのかもしれない…
徠「い、いやでも、ほら、半年ぶりでしょ?」
そうだよ!
半年ぶりになるのは紛れもない事実!
柚「イク、そう言うのは意外と身体は覚えてるもんなんだよ?」
すごい真顔でユーが答えた。
徠「え…」
俺もイクと同じで、え…って感じ。
柚「それじゃあ散々、時間引っ張ったんだから…」
実「覚悟するんやで?w」
俺…もう…知らない…。
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