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番外編 小さくなりました
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柚真Side
柚「これはどうしようか…」
さすがの僕でも困ったな…
大学を卒業して早2年。
僕、イク、ギリィ、そー君、4人はそれぞれの職についていた。
なんだかんだありながらも、ギリィ達も海外から戻ってきていたのもあり、1年くらい前から4人で一軒家を買い、同居をしていた。
実「おはよ、ユー」
欠伸をしながらギリィが、2階からおりてきた。
柚「おはよう、ギリィ。そー君は?」
実「蘭羽なら、まだ寝とるで…って、それ誰や?なんや子供出来たん?w」
柚「さすがに違うよwうーん、多分、イクが縮んだw」
座ってる僕の後ろで僕の服を掴み、ひょっこり顔を出してギリィを覗いているのは、どう見ても小さい頃のイクそのままだ。
年齢にして6歳くらいかな。
実「何があったん?w」
キッチンに行き、コップに水を注ぎながらギリィが言ってくる。
まぁ、聞いてくるよねw
話し始めようとした時…
蘭「…おはよ。何?イク、産んだの?こわっ…」
2階からおりてきたそー君は縮んだイクを見るなり、かなり引いた顔でそう言った。
そー君らしいといえばそー君らしい。
にしても当たり前のようにギリィのTシャツ1枚着てるだけのそー君も見慣れたものだ。
実「おはよう、蘭羽、それはイクやでw」
蘭「…仕事のしすぎで、中身だけじゃなくて見た目も退化したの?」
なかなかの言われようだね、イク…w
実「それは分からんけど、とりあえず子供の前やから、さすがにちゃんと服着た方がええでw」
蘭「…服?あっ////着替えてくる…」
自分の格好を見て、顔を赤くして、そー君は2階に行った。
柚「そー君のあの格好、無意識だったの?w」
僕は思わずギリィに聞いた。
実「海外で一緒に住んでた時に、寝起きで裸でよく寝室から出てきてたんやwさすがに風邪ひかせるわけにもいかんから俺のTシャツでもええから着てくれいうて俺のTシャツ置いといたらそれを着るようになったんやwその癖で今でも俺がTシャツを置いてるんやけど蘭羽も普通に着てくるんやw」
柚「なるほどねw」
なんで寝起きで裸だったのかは今度聞くことにしようw
とりあえずは…
柚「そー君も着替えて来たし、説明しようかw」
2階からおりてきたそー君、上はギリィのTシャツのままでさっき、その下にチラッとズボンが見えたから半ズボンのジャージでもはいてきたのだろう。
見た目がさっきと大差ないのは見なかったことにしよう。
とはいえ、説明するとは言ったものの…
柚「説明するとは言ったんだけど、僕が起きた時のはこの大きさだったから説明しようがないんだよねw一様、僕が柚真だってことと、そー君とギリィの事もわかるみたいなんだけど…他が見た目同様みたいw」
僕はイクを膝の上にのせ、頭を撫でながらそう言った。
僕はまだしも、そー君とギリィの事は覚えてるのに他が6歳児なのが謎だ。
蘭「…その服どうしたの?」
その服、とは多分イクが着ているもの。
イクが着ているのは今のイクにピッタリサイズだ。
柚「イクのお母さんに朝、連絡したら小さい頃のイクの服を持ってきてくれたんだ」
実「そんなあっさり話、通じたん?w」
柚「イクの家族はあんまり深く考えない人が多いからw寝れば元に戻るんじゃないって言って帰って行ったよw」
蘭「…まぁ、確かに最悪、育てればいいしね」
ソファに腰掛けたギリィの横にそー君が座りながら言ってきた。
柚「そうだねw」
そー君らしい考え方だねw
蘭「…にしても子供か…」
じっとイクを見つめながらそー君が呟いた。
蘭「…イク、どこに行きたい?」
うん?
予想外の言葉に僕とギリィは顔を見合わせた。
徠「すいぞくかん!!!!」
そー君の質問に対してイクが目をキラキラさせてそう答えた。
蘭「…じゃあ、行くか」
柚「行くの!?」
実「行くんか!?」
そー君の言葉に対して僕とギリィがほぼ同時にそう聞き返した。
徠「いかないの?」
少ししょんぼりしながらイクが言ってくる。
正直、今のこのイクは可愛い。
別に元の同い年のイクが可愛くないわけではないが小さい頃のイクは何度も誘拐されかるぐらい可愛かった。
表すなら天使とも言える。
そんなイクに言われたら…
柚「行こうか…w」
実「せやなw」
このちびっ子状態のイクがいつ戻るかもわからないからなるべく家で大人しくしていたかったのだが、こうなった以上はしょうがない。
柚「何かあったときはその時にでも考えようかw」
実「なんとかなるとええけどなw」
まぁ、そこが問題なんだけどねw
提案した当の本人はギリィにもたれかかりながら呑気に欠伸をしていた。
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