アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
番外編 小さくなりました2
-
徠「すいぞくかん♪すいぞくかん♪」
るんるんのイクに手を引かれて前を歩くそー君。
その後ろから僕とギリィがついて行く。
そー君の予想外の言葉の後、僕達は水族館に行く事になった為、軽くを朝食を済ませると家から一番近い水族館に車で向かった。
一番近い場所を選んだはいいがそれでも着くのに一時間半程かかった。
行きは僕が運転で帰りはギリィが運転をする事になり、運転席に僕、助手席にギリィ、後部座席に座ったそー君とイクは乗るやいなや着くまで二人仲良く爆睡していた。
柚「そー君、子供好きなの?」
僕は横を歩くギリィに聞く。
実「どうなんやろな、海外にいる時も確かに迷子になってる子がいたりしたら積極的に声かけたりはしとったなw」
柚「そうなんだw一番、子供とか嫌ってそうなのにw」
実「でも、子供欲しいんかって聞いたら、それはいらないって言われたでw」
柚「育てるのは面倒臭いとか言われたの?w」
実「うん、言われたでwたまに遊ぶくらいでええんやってw」
さすがそー君だねw
徠「ユー、ギリィ、はやくー!」
先を歩いていたイクが僕とギリィを呼んできた。
柚「はいはいw」
僕とギリィはイクとそー君の元に足を早めて向かった。
チケットを購入し、館内に入る。
ここの水族館は小さな遊園地もあり、なかなかに大きい。
それにどうやら今日はちょっとしたイベントがあるらしく、輪投げや射的といった景品が貰えるブースが転々と設置されていた。
僕達はとりあえず、水族館に向かった。
入ってすぐにふれあいコーナーという場所があり、ヒトデやウニなどを触れるらしい。
徠「さわっていい?さわっていい?」
蘭「…袖まくってから」
ぴょんぴょん飛び跳ねながら聞いてきたイクに対してそー君がイクの袖をまくりながらそう言った。
なんか兄弟みたいw
徠「そーくん、このヒトデおおきいよ」
蘭「…そうだね」
ヒトデを撫でながら言ったイクに対して、そー君がふわりと微笑みながら返した。
多分、元の25歳のイクには一生見れなさそうな笑顔だねw
僕達はとりあえず水族館内を一周し、イルカショーとペンギンショーを見て水族館を出ると敷地内にある、レストランにお昼を食べる為に入った。
食事終え、休憩がてら近くのベンチに腰掛けた。
さすがに子供のテンションについていくのは大変で疲れた。
それも仕事の連勤あけとなるとさすがに身体が辛い。
まだまだ若いうちに入るだろうが…
柚「歳はとりたくないねw」
実「せやなw」
思わず、呟いた僕に対してギリィが笑いながらそう答えた。
徠「そーくん、あれいこ!!!」
蘭「…え、うん」
今座ったばかりのそー君に対して、容赦無くイクがそー君の手を引き、そう言った。
実「蘭羽、俺が変わりに行ってくるで休んどきや。さすがに疲れてるやろ」
ギリィがそー君の頭を撫でながら言う。
徠「そーくん、つかれてるの?」
イクがそー君を見上げて心配そうに顔を歪ませて言った。
蘭「…っ、いや、あ、うん、元気元気、行こっか」
小さいイクはかなりそー君を気に入ってるらしく、さっきからずっとベッタリとしていて、それに対して小さい子のお願いを断れないそー君はイクのハイテンションにずっと付き合っているせいでだいぶお疲れの様子。
それにさっきギリィから聞いたのだが、そー君寝る時はいつもパンツ1枚で寝ているらしく、だからいつも朝はギリィのTシャツ着ているらしい。
そして今日に関しても普通に寝ていただけらしいんだけど…
柚「そー君、大丈夫かな」
ちょっと行ってくると告げて、イクに手を引かれて連れて行かれるそー君の後ろ姿を見ながら僕はそう言った。
実「大丈夫だったらええんやけどなw」
ついて行こうかと聞いたのだが、大丈夫と言われてしまってはどうにも出来ない。
柚「そー君、朝方に仕事から帰ってきたんでしょ」
実「そうなんや。最近忙しかったみたいで連勤も続いっとたし、やっとの休みで寝かせよう思ったんやけど、普通に起きて来たからなぁw前の蘭羽だったらありえへんなw」
柚「確かにそうだねw高校の時とかずっと寝てたよねw今日は何時間くらい寝てたの?」
実「帰ってきた時間も時間やったし、多分2時間半くらいしか寝てないと思うでw」
2時間半…
柚「それ大丈夫、そー君?w」
実「なんとも言えへんなwとりあえず、少し休憩したら追いかけよかw」
柚「そうだねw」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
237 / 246