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番外編 遊園地に行ってみた
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高校を卒業して6年が経った。
実哉も大学を卒業し、俺もきっちり仕事覚えさせられたじゃなくて…覚えた事もあり、日本に帰る事になった。
実「気付いたらあっという間やったな」
蘭「…うん、あっという間だった」
俺と実哉は6年間住んでいた家を二人で立ち並びながら眺めていた。
既に荷物は日本に送ってあり、貴重品など必要な物が入った鞄がまとめて隅に置いてあるだけで、物がなくガラーンとしていた。
俺は横にいる、実哉を見上げる。
それに気付き実哉がこっちを見る。
実「ほな、日本に帰ろかw」
実哉がいつものように笑いながら、俺の頭を優しく撫で、言ってきた。
6年経った今、俺達は24歳だ。
正直、俺も実哉も変わった気がしない。
毎日、一緒にいたからかもしれないけど、どうなんだろ?
実「俺の顔ばっか見て、どないしたん?なんかついとるか?w」
蘭「…ううん。ただ俺って変わった?」
実「蘭羽は蘭羽やから変わらんやろ?」
そこじゃない。
蘭「…そっちじゃなくて、顔つきとか?」
実「そっちの事かいwそりゃ変わっとるやろ?6年経っとるんやでw」
って事で変わってるらしい。
蘭「…具体的には?」
実「せやなぁ…身長も少しは伸びたやろ。顔つきも大人びて…うん、まぁ、気持ち大人びとるなw」
うん、どうやら俺は、たいして変わってないらしい。
蘭「…別に気にしてないからいいよ」
少しムッとしたけど仕方ない事だしどうにもならない。
実「怒らんでや、蘭羽。俺は今も昔も蘭羽一筋やで」
そう言って、実哉がおでこにキスをしてくる。
蘭「…知ってる。俺もだし」
俺はそのまま横にいる、実哉にギュッと抱き着く。
すると、実哉がギュッと抱きしめ返してくれる。
うん、幸せ。
実「さて、そろそろ時間やばいから行くで。飛行機行ってしまったら大変や」
それはやばい。
俺と実哉は荷物を持ち、外に出ると待たしていたタクシーに乗り込み、空港に向かった。
だいぶ時間もギリギリだった為、そのままバタバタと飛行機に乗り込んだ。
日本の空港には夜の22時頃に着いた。
そこからタクシーに乗り込み、二人で住む為に契約していたマンションに向かった。
マンションに着く頃には夜中の0時になっていた。
部屋に入ると大量の段ボールがお出迎えをした。
あー、これも片づけなきゃいけないのか…
実「片付けは明日以降にして、もう遅いし、はよ寝ようか」
蘭「…うん、でもどこで寝るの?」
実「ベッドとかは運んで組み立ててくれとるやろ」
と言いながら寝室に向かった実哉を俺は追う。
寝室にはきちんと海外に住んでいた時に使っていたキングサイズのベッドが置かれていた。
ベッドマットはあるが…
蘭「…毛布と枕ないね」
実「まぁ、幸いにも夏やし布団はええかw蘭羽は枕ほとんど使っとらんから平気やろ?w」
蘭「…うん」
気付いたら実哉の腕枕で寝てるから問題ない。
って言う事で俺と実哉は持っていた荷物から適当に着替えて寝たのだった。
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