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いい事思いついた♪
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どうも〜、実哉やで。
さっきまで、担任に呼ばれとったんよ。
マジ疲れたは…
なんか、面白い事ないかいなww
関西出てきて暇や。
そんな事を思いつつ教室に向かい、帰る準備をした。
今更やけど、寮がどこにあるか分からんやん。
また、職員室行かなあかんのかな。
遠いし、めんどいわ。
教室のドアを開けた時、何かにぶつかった。
何やと思った矢先にその何かの上体が傾き、ひっくり返りそうになってたから慌てて腕を掴んで引き止める。
ぶつかったのはあの不良君だった。
なんか、俯いちゃっとるし。
どっか怪我してしもうたんかいな?
実「怪我せーへんかったか」
しばらくして、返事が返ってきた。
亜「…大丈夫デス?」
なんで、カタコトで疑問形なんやろか。
まぁ、ええか。
あっ、そういえば…
実「今から寮に戻るん?なんなら、連れてってや。場所分からんのや。さっき、先生に呼ばれて戻って来たら誰もおらんかったけん、焦ったんやけど助かったわ」
不良君は黙ってしまった。
そして、口を開いて出てきた言葉にさすがの俺でもびくった。
亜『…ごめんけど。俺あんまり日本語分かんないから英語で話して』
実「……」
さすがに驚いたな。
まさか、不良から発音の良い英語が話されるなんて思ってもみなかった。
驚きすぎて何も言えへん。
実「……」
亜「……」
しばらく、沈黙が続いた。
亜「…英語分かる?」
いきなり、上目遣いでそう言われた。
俺が背高いからそう見えるだけかww
にしても、コイツメッチャ綺麗な顔しとるやん。
色白やし。
やっぱ、この目綺麗やわ。
今、夕方なんやけど教室にはいってくる夕日が青い目の中で反射して不思議な光沢を放っている。
コイツって不良って呼ばれてんやったな。
なんか、そうお思うと笑えてくる。
実「アハハハハハハハハ」
亜「…(º ロ º )」
俺が笑い出したから不良君はビックリして、固まっている。
だって、よー考えてみ。
日本語分かんないから授業サボって保健室に逃げてるだけなんだよ。
ただの問題児?やろ。
というわけなんよ。
意味わからへんなww
俺も分からんww
その後、英語を喋れる事を話して寮の道を歩いている。
いい事思いついた♪
そして、言った…
亜『俺と付き合ってよ黒笑』
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