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過去…
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俺は生まれた時から今まで日本に来た事がなかった。
俺は海外育ちだった。
青い瞳を持った父さんと金の瞳を持った母さんの間に俺は生まれた。
ちなみに髪の色は母親譲り♪
家族3人のごく普通の一般家庭だった。
俺は小さい時から何でも出来る子だった。
だから、俺は飛び級で小6の時に大学を卒業した。
それから、だったのかも知れない…
父さんと母さんが死んだのは…
俺はあの時のことをすべて鮮明に覚えている。
いつも通りに家族3人でご飯を食べているときに事件はおきた。
突然鳴らされた家のチャイム。
インターホンに映しだされたのはまぎれもなく宅配便の人だった。
母さんは何も疑わずに玄関を開けた。
「キャーーッ」
聞こえた悲鳴。
父さんはすぐに玄関に向かった。
俺は父さんに来るなと言われたがこっそりと後ろからついていっていた。
玄関には赤い大きな染みが広がっていた。
その中心に倒れている母さん…
もう、その時には母さんは死んでいた。
父さんはすぐに警戒をすると、俺に部屋の奥で隠れているようにと言ってきた。
俺は言うとおりにわかりにくい所に置いてある収納庫に隠れて中から様子を伺っていた。
その後は本当に悲惨だった。
部屋中がとにかく赤かった。
なんで?
なんで、父さんと母さんが殺されなきゃなんないの?
収納庫でガタガタ震えていた。
でも、俺は聞いていた…
奴らの会話を…
「美空島の跡取りがこんな呑気に生活してるとは思わなかったぜ」
聞こえてきた声は日本語…
俺は恐怖に震えながらも日本語を英語に訳した…
美空島って大手企業会社?
跡取り?
「まぁ、殺せたんだからいいだろ」
「そうだな。もう一匹いたんじゃないのか?」
「ちっせーガキか」
「俺らの顔、見られたかもしんねーな」
「でもよー。俺達殺し屋に依頼されたのって跡取りとその妻を殺せだったよな」
「俺らの顔見られてたら、後々厄介だぞ…」
「おっ!じゃあ、殺すか」
「そうだな」
ギャハハとかギヒヒヒとか下品な笑いをする男たち。
多分、人数は4人ほど…
俺はすぐに見つかった。
「見ーつーけたー」
「震えてんぞ、このガキ」
またしても下品に笑う男たち。
そして、振り上げられたナイフ…
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