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番外編…【ユー&イク】4
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その後、僕とイクは寮に戻った。
柚「で、何か言う事はある?」
僕はにっこりと笑って、イクに聞いた。
イクはバッとその場で土下座をして…
徠「お助けいただき、ありがとうございました!」
柚「よろしい」
はぁ…
柚「で、それはどうするの?」
徠「じ、自分で処理します」
なーんだ、つまんないな…
というより…
柚「いい加減、自分で自分の身を守れるくらいになったらどうなの?」
徠「ご、ごもっともです。で、でもさ…」
柚「でもさ?」
徠「…………」
イクは突然、膝を立てて座り顔を膝に埋めて黙ってしまった。
柚「でもさ、の後は?」
徠「………」
僕はイクの前にしゃがみ込む。
柚「黙ってちゃ、分かんないよ」
イクの頭を撫でながら聞く。
そしたら、いきなりイクに押し倒された。
柚「何?」
そう言って、呼びかけたけど…
柚「なんで、泣いてるの?」
イクが流す涙がポタポタと僕の頬に落ちてくる。
柚「そんなに、怖かったの?」
僕は、起き上がりイクの涙を拭い、頭を撫でながら聞いた。
徠「怖かった」
まぁ、確かに今日はのんびりしてたからなぁ←
柚「怖かったといわれても、僕は何も出来ないよ?」
徠「うっ!そ、そうだけど…ユーが…ユーが俺を守ってくれればいーじゃん!」
いや、うん…
柚「結構、守ってると思うけど?」
徠「そ、そうじゃなくて…」
柚「そうじゃなくて?」
徠「こ…/////」
はい?
こ…って言って顔を真っ赤にされても…
柚「こ?」
徠「こ、こ、こ、こ、こ、こ、こ、こ」
柚「鶏の真似?」
徠「違うよ!」
イクは肩に顔を埋めてきた。
徠「俺さ、ずっとね…」
くぐもった声だけど、はっきり聞こえた。
徠「ずっと、ユーが好きだったの!!今も昔もずっと!!」
柚「僕も好きだよ?普通に」
徠「友達とか、そっちじゃなくて…れ、恋愛の方で…だ、だから、付き合って!」
柚「やだ」
徠「え?」
驚きのあまりか肩から顔上げて僕を見てきた。
柚「嘘だよww僕もイクの事好きだよ。今も昔もねww」
徠「焦らせるなよ!!ユーのバカ!!」
柚「はいはい」
再び、イクが泣き始めてしまった。
僕は、そんなイクにキスをしたのだった…
The End.
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