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賭け
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亜「…実哉」
俺は思わず、ガバッと抱き着く。
実「おっとw亜芦、なんかあったん?w」
亜「…何でもない」
ギュッと実哉の腰に抱きついたまま応える。
実「そっかw」
笑いながらポンポンと頭を撫でられる。
実「なぁ、亜芦、ここどこか知っとるか?w」
あっ……/////
俺は慌てて実哉から離れる。
ここ、寮の廊下だった…/////
実「亜芦、1週間ぶりやなwというより、亜芦を探しとったんやけどどこいっとたん?ついでにいうと連絡もしたんやでw」
連絡?
俺はポケットからスマホを取り出す。
電源ボタンを押して…あれ?
んーっと、長押しで…
亜「…電源入れてなかった」
さすがというか、なんで俺はスマホの存在を忘れてたんだろ…
実「まぁ、亜芦の事やからそうかと思ったわw」
亜「…どーせ、俺だもん」
頬膨らませプイっとそっぽを向く。
実「怒ったん?w」
亜「…怒ってない」
サラッと髪を梳くように頭を撫でられる。
実「そっかそっかw立ち話もあれやし、俺の部屋おいでやw」
返事をする前に実哉に手を引かれて、連れてかれた。
………?
実哉の部屋に着くと、リビングに向かった。
実「亜芦、なんか飲むか?」
キッチンに向かった実哉が聞いてきた。
亜「…サイダー飲みたい」
実「はいよw」
少しして、お盆にジュースの入ったグラス2個とお菓子を持って実哉がリビングに来た。
そして、俺はソファーで寝転がってダラっと←
だってさ、デパートいったりしてさ、疲れたんだもん…
実哉はテーブルにお盆を置いて、ソファーの前に座った。
???
亜「…実哉、どうかしたの?」
と聞くと、実哉が振り返った。
実「どうもしてへんでw」
優しくにっこりと笑って頭を撫でられる。
いや…
亜「…嘘だ。何か隠してる」
俺はソファーに座りなおし実哉をじっと見据える。
すると、実哉は一つため息をついた。
実「さすがにアホな亜芦でも分かるかw」
えっ、アホ?
俺、アホ?
あ、うん、アホかも…じゃなくて!
亜「…どうかしt…わっ」
いい終わる前に実哉に腕を引かれ、実哉の前に座らせられた。
そして、後ろから抱きしめられる。
実「なぁ、亜芦」
亜「…ん?」
実「賭けをせえへんか?」
亜「賭け?」
実「せや、賭けや。亜芦、明日最後の種目出るんやろ?」
最後の種目?
あ、あれか…
亜「…うん、出る」
実「もし、俺が勝ったら俺は亜芦のすべてを貰う。そんで、俺が負けたらなんでも亜芦のいうことを聞いたる。どうや?」
俺のすべてってなんだ?
まぁ、いいや。
というか、実哉が俺のいうことを聞くのか…悪くないな…
いっつも、なんだかんだで実哉のペースにのせられるし。
亜「…うん、賭ける」
実「んじゃ、成立なw」
話は終わったかな?
俺は後ろを振り返り、そのまま実哉に抱き着く。
実「どないしたん?w」
亜「…寝る」
実「なら、お風呂入ってから寝ようやwどうせ、時間も遅いんやし、な?w」
俺はチラッと壁掛け時計を見る。
亜「…分かった。お風呂の準備してくる」
実「なら、お風呂沸かしとくな」
亜「…うん」
俺は一度部屋に戻り、風呂の準備をして実哉の部屋に行く。
実「おかえりwちょうど風呂湧いたから入ってきてええで」
亜「…実哉は一緒に入らないの?」
そう聞くと、びっくりされた。
実「俺に髪の毛洗ってもらおうとか考えてへんよな?w」
バレたか…
亜「…だって、めんどくさいんだもん」
実「めんどくさがらんでやw分かった、しゃーないから一緒に入ったるw」
よし!楽できる!
実哉と一緒にお風呂に入り、髪の毛を洗ってもらった。
お風呂を上がると髪の毛を乾かしてもらった。
そして、今はベッド…
暗い部屋で月の光がほんわかに差し込む中、実哉と向かい合わせに寝転がっている。
実「なぁ、亜芦、少し太った?w」
えっ、太った?
ユーに食事管理されてたせいかな…
亜「…やばい?」
実「全然へいきやでwむしろ、前が細すぎなくらいや」
スッと手を取られ手の甲にキスをされる。
亜「…ちょっ/////」
実「でもまだ、細いなぁw」
亜「いいの!/////」
手を引ことしたけどギュッと握られ手を引けなかった。
実「亜芦、力弱すぎやw」
そう言って、実哉は肩を揺らして笑ってる。
亜「…別に困ってない」
実「襲われた時、大変やで?w」
亜「…そんな簡単に襲われてたまるか!」
実「ふーんwでも、簡単に襲えるで?w」
亜「…えっ」
素早く両手を捕まれ、頭の横に左右固定され上に実哉がのっかってきた。
実「な?簡単やろ?w」
亜「…別に実哉だからいいし/////」
月の光に照らされた実哉が色っぽくって思わず目を逸らす。
何故か心臓がバクバクしてる…
実「亜芦、緊張してるやろw」
亜「…し、してない」
実「手汗かいとるで?w」
亜「…うるさい!/////」
実「別に何もせえへんで?w」
えっ…
亜「…しないの?」
俺は思わず、実哉を見て言った。
ん?
俺何言ってんだ/////
亜「…い、今の無し!」
俺は慌てて言う。
実「なしなん?w」
亜「…じゃ、じゃなくて…………け…」
実「何やて?w」
亜「…き、キスだけならしてもいい…よ/////」
ギュッと目を瞑り、バッと顔を背けて応える。
クッソぉ、めちゃくちゃ恥ずかしい/////
実「せやな、亜芦がそーいうならキスだけしようかなw」
そう言って、こめかみと頬にキスをされる。
実「亜芦、これだけでええんか?w」
亜「…意地悪」
実「今更かいw」
どーせ、今更だよ!
実「亜芦」
耳元で囁くように名前を呼ばれる。
おそるおそる、実哉を見る。
実「やっと、こっち見たwんじゃ、お望み通り…」
サラッと実哉の髪が頬にかかってきて…
亜「…ん」
実「亜芦、口開けて」
俺は言われた通り、少し口を開く。
スルッと舌が侵入してくる。
亜「ん…ッ……っふ…ぁ……んん…実…哉…」
歯列の裏をなぞられ、舌を絡め取られ、いいように口の中をおかされる。
飲み込みきれなかった唾液が口の端に伝う。
呼吸が追いつかない…
亜「……んっ…実…哉…っふ………苦し…ッ…い……」
実哉に両手を拘束されてるせいで押しのけれない…
実「はいよw」
スッと実哉が離れる。
ゆっくりと呼吸を落ち着かせる。
実「亜芦、平気か?」
亜「…大丈夫」
呼吸を落ち着かせ応える。
実「んじゃ、そろそろ寝よっかw」
亜「…うん」
実「おやすみ、亜芦」
額にキスをされ、そのまま抱き込まれた。
亜「おやすみって、えっ、ちょっ、実哉?」
しっかりと抱き込まれてるせいで、身動き取れない。
てかさ、実哉もう寝てるんだけど…
………。
もう、知らない!
寝る!
そして、俺も眠りについたのだった…
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