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クラス①
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「おっはよー☆」
「あ!高尾だ!おはよう!」
「翔ちゃんおはよー!今日も相変わらずちっさいねー?♡」
「バカにすんじゃねぇ‼︎」
「まあまあ、落ち着いてください日向くん。」
「え…今黒子の声したよな?」
「てっちゃんなら、ホレ。」
「…?うわあぁっ‼︎いつからそこにいた⁉︎」
「最初からいました。日向くんおはようございます」
「お、おぉ!おはよう!」
「黒子っちいぃぃ‼︎おはよー……ガフッ‼︎‼︎」
「黄瀬くんうるさいです。」
「てっちゃん…流石にイグナイトは…」
「高尾っちぃ…痛いっス…」
「あ、でも意外と大丈夫そうだ。」
「大丈夫じゃないっスよぉ…俺これでもモデルっスよー…?労ってほしいっス。」
「……。」
「……。」
「……。」
「3人して無言⁉︎⁉︎」
「朝からうるせーよ、黄瀬。」
「あ、花礫っちおはよー!」
「あぁ。」
「花礫くん、この前貸してもらった本。まだ途中ですが凄く面白いです!」
「そうか、なら良かった。」
「花ちゃんもコッチ来ればー?」
「いやいい。黄瀬がうるせーから。
それと高尾、花ちゃんは止めろ。花礫でいい。」
「ちょっとヒドイっスー‼︎‼︎」
「確かに黄瀬くんはうるさいねぇ?課題を3倍にして欲しいのかなぁ?♡」
「……。」
「……。」
「……。」
「「「うわあぁっ⁉︎⁉︎」」」
「折原先生…いきなり現れないでください。ビックリしました。」
「あはっ♡ていうか黒子くんには言われたくないなぁ!それに、皆んなもうチャイムはなってるんだけど?」
「「「「あ……」」」」
「さて、セリフだけも読みづらいし…そろそろ朝のHRを始めようか?」
出席簿を片手に持ち、笑顔で話すのは、1-Aの担任。折原臨也だ。
「はい。」
「はい、黒子くん。」
「このクラスの分ける基準は?」
「確信をついてくるねぇ…基準は簡単。クラスを分けるのが面倒くさいから、このクラスには基本的には【受】しかいないんだよねぇ。」
全員の沈黙。
そして暗黙の了解。
折原先生も、コッチ側なのかよ…。
「だからさぁ、細かい事は気にしないこと!ちなみに、このクラスの副担任は白澤先生だから。」
「あの人保健医じゃん…。基準って怖ぇ。」
色々と察した高尾に、心の中で皆同情する。
それと同時に、もう一つのクラスに対しての不安が膨れ上がるのだった。
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