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君という玉『ギョク』俺だけの玉『ギョク』完結番外編更新中
残った俺
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《シカマルside》
―――勢いよく走り去ったナルト。
「…嘘つくの下手だなアイツ。」
どんな夢みたか知んねーけど、俺に相当後ろめたい夢みたようだな。
俺に会っただけでアレほど動揺してたから、思わず何があったか聞いちまった。
詮索とか好きじゃねーのによ、めんどくせぇ。
――即興くさい夢話して、ごまかしてやがるとすぐに気づいた。
俺を見るなり、目が合うなり、うろたえて顔真っ赤にしてやがった。
よくわかんねーが、必死だったから騙されてやった。
――見上げたあの上目遣いが頭に残っていて再生される。
「チっ」
心臓捕まれたような気がして、思わず言葉が詰まった。
――なんだ、、ドクドク、、治まらねぇ。なんかあちぃ。
――顔を手でヒラヒラと扇ぐ
『あれ、うずまきナルトだろ?見た見た!』
『なんか大人っぽくなったのかしら~かっこよくなったわよねぇ』
『アイツ美人さんだったんだなぁ』
『さわやか青年ってか?目の保養だな』
――噂してたやつらの話。
わからなくもなくなってきたぜ。
男共まで何を言ってやがんだと若干引いてたんだが。
「………まるで目を奪われた、ような感じだな」
ナルトが麗しくなったという町中の噂を理解するどころか、
肌で感じたことを自覚したシカマルであった。
「…どんな夢だったんだろうなぁ」
ナルトの座っていた場所に腰を下ろして、しばらく空を眺めることにした。
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