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君という玉『ギョク』俺だけの玉『ギョク』完結番外編更新中
任務終了後9
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《シカマルside》
―――やはりそうかもしれない。
「………お前」
目の前にいるのは俺なのに、一瞬俺を見ていないようだった。
誰を見ていやがった…?
ナルトはハァハァと呼吸をしている。開ききった眼。
頬まで流れる一筋の汗。尋常ではなかった。
「………フラッシュバック……ってやつか?覚えてるか?」
《ナルトside》
―――思わず逃げ腰になって、ブランコから落ちてしまった。
シカマルが近付いてきたとき、あの夜を思い出した。
シカマルがシカマルに見えなくて。黒い男の影が自分を抑えつけようとしてきたのかと思った。
胸がドクドクする。…手が震える。
…落ち着け、よく見ろシカマルじゃないか。
でも、シカマル…何がしたかったんだ!?
『フラッシュバック』
シカマルに教えてもらった言葉だ。
そうかもしれない。これは、フラッシュバック。
あの夜を思い出して震えているんだから。蘇った記憶、鮮明な記憶…。
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