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君という玉『ギョク』俺だけの玉『ギョク』完結番外編更新中
①
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「あ゛ー!たく、綱手のばあちゃんってばよ~。
あんなショボい任務…なんでこの俺がっ!」
―――道端の石ころを蹴りながら、愚痴を言い続けるナルト。
飼い主から逃げたワンちゃんの捜索任務が終わったところだった。
確かに逃げたペット探しという任務内容のレベルは低いが、
今回の件のペットは忍犬であり、ただでは捕まえられない。
…ということで、ナルトに任せられた。ナルトは気づいてないが、
上層部はナルトを里からあまり離れることのないよう、比較的軽い任務を与えるようにしていた。
監視の意味も込めて…。
「確かに手強い犬っころだったけどよ~…………
俺は、……あいつを探しに行かないといけないのに…。」
―――与えられる任務は嬉しいが、正直サスケの行方がいつも気になって頭から離れない。足取りを掴む任務を与えて欲しいが、火影である綱手に懇願しても、なかなか首を縦にはふってもらえない。
だがナルトは気持ちが先走るばかりで、常に同期たちには不満をもらしていた。
「探しに行きたい、必ずサスケを連れ戻してみせる」と。
「サスケ……。どこに居るんだ…。」
―――サスケや、大蛇丸、暁のことを考えている間に、自宅前まで着いていた。
「……とりあえず、風呂にでも入ろ…。」
―――少し疲れた表情で、浴室へ向かった。
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