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「優希!」
思いがけず、息を切らせたマークさんと出くわす。
は?何でこんな所に……?
今、俺ん家にいるはずじゃ……
立ち止まった俺達の元へ、マークさんが近づいて来る。
「どした?何か……あった?」
肩で息をするマークさんに恐る恐る話しかけると、ホッとした表情をみせて微笑んだ。
「優希を、探していました」
えっ、ちょっとまて………今、何時だ?
腕時計を見ると、時計の針は七時半を指している。
連絡も入れずに、こんなに遅くなったのは初めてかもしれない。
よりにもよって、こんな日に……。
「ごめん……」
マークさんに頭を下げて謝ると、マークさんは優しく微笑む。
「ご無事で何よりです」
そう言って、俺の横にいたおばあさんにも視線をやって微笑んだ。
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