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may.2.2016 6:43am ハル
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「おはようございます。」
モゾモゾ起きて習慣のようにキッチンに行くと飯塚さんがコーヒーの準備をしていた。
「おはよう。理が今シャワー入っているから、次いいぞ。」
「なんで・・・下しか履いてないのですか。」
上半身裸でコーヒーを準備している飯塚さん。なんかこれ、僕のほうが恥ずかしいです。なんだろ、なんだかな~~。
「んん・・・着るの忘れた。」
意味不明すぎる。
「ミネさんはそんな格好しませんよ。いつもちゃんと着ています。」
「そうか、俺にとってはどうでもいいことだ、村崎が着こんでいようがマッパだろうが。」
まあ、そうでしょうけれど。いつもよりちょっと乱れた髪とか・・・裸とか・・・とか・・・。なんか生生しくないですか?僕の考えすぎ?しばらく男の人の身体見てなかったから?(女の人もみていませんよ!)
ダメダメ!ふーふーふー。
まさか飯塚さんでふーふーするとは思いませんでした。
「朝飯パンでいいか?」
「はい何でもいただきます。手伝います、何をしましょうか。」
飯塚さんは冷蔵庫からタッパーとベーコンを取り出した。冷凍庫からはシュレッドチーズ。シンクの横には大きな丸いパンが乗っている。
「ブールをスライスしてタッパーのトマトソース塗って、ベーコンは適当にちぎってくれればいい。最後にチーズをのせて焼く。」
「ピザトーストですか?」
「昨日理が食べたいって言ったから。」
理リクエストに応えないわけがありませんよね、飯塚さん。
「俺はスープとサラダを作る。急がなくちゃな、8:00にはオーブンにターキー入れないと。」
「ですね、急ぎます。」
ピザトーストは美味しいだろう。でも僕は御飯とお味噌汁と焼き魚と常備菜が並ぶテーブルをボンヤリ思い出していました。ミネさん、ちゃんと御飯食べたかな?コーヒーのんだかな?
僕が居なくて少し寂しいな~なんて思ってくれたかな。
僕は寂しかったですよ、ミネさん。
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