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It's too good to be true…1
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翌日から松島の全面協力(卒論を手伝うという条件で取り付けた)の下、その男がいつ図書館に来るかの調査に乗り出した。
本を返しに来た時は松島が居合わせたようで、貸し出し履歴を確認したところ名前だけは判明した。
(ちなみに図書館の司書さんは既に俺の手の内にある)
名前は『北山優斗(きたやまひろと)』と言うらしい。
しかも検索したら想像以上で、某ITベンチャー企業の代表取締役社長だと言うことが分かった。
良い年齢のくせに浮いた話一つ無い。
雑誌のインタビューでは「今は家庭を持つよりも仕事に重点を置きたいのでしばらく結婚はしない」と名言しちゃってる。
イケメンで仕事が出来て未婚って……。
周りがほっとくわけ無いだろうケド、まあぶっちゃけ俺は付き合いたいわけじゃなくてセックスしたいだけだから気に留めることでもない。
しかし天は二物を与えず…って充分与えてんじゃん。
眉目秀麗、金持ち、仕事も充実。
あーこういう男ってどんなセックスするのかな?
……なんて妄想してたらムラムラしてきちゃったじゃん。
次に男が現れるのは多分土曜日。
今日は達也さんとエッチして、このムラムラ発散させとこ。
俺は達也さんにいつもの簡潔なメッセージを送り、彼のマンションの前で帰りを待つことにした。
こういうとき、セフレがいてよかったなって思うよね。ほんと。
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