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Just want…7
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「選べないって顔してるね?」
「選……べるかッ!」
「しょーがないな、今回だけだよ?」
そう言って俺の中から指を抜き、北山さんはトイレの個室から出ていった。
さっきまで後孔にあった異物感と快楽が突然なくなったけど、その分ようやく物事を考える余裕が生まれる。
冷静に考えて、この瞬間に逃げれば良かったのだと思ったけど、中途半端に煽られたまま動けるほど俺の体は我慢強くなかった。
出来たことと言えば、乱れた着衣を直して呼吸を整えることぐらいだ。
食事をしに来ただけなのに、何で逆に調理される側になってんだよ俺は……。
はあ、と深いため息をついたところで北山さんが戻ってくる。
「達也には君が具合悪くなったみたいですぐには治らなさそうだから、休ませてから送るって伝えてきた」
「……!」
「……何で」
「えっ?」
何か呟いたように聞こえて思わず聞き返したけど、答えを聞けないまま唇を塞がれる。
獣のようなキスはしばらく続き、俺たちはまた体だけを重ねた。
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