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お泊り 3 (R15くらいかもしれません。)
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ぼやけた視界。ぼんやりとしている頭。
のぼせたから。
それだけの理由だろうか。
「んっ……ふっ」
長い。
俺の唇を貪るようにキスをする牧野。だんだんと息が苦しくなる。
ちゅっ
音を立てて、漸く唇が離れた。その瞬間俺は空気を取り込もうと必死で息をする。横で涼しい顔をしている牧野が憎い。
「あのさ、日坂。」
「なっ……なんだよ?」
「口。」
細くて長い白い手が、俺の唇にそっと触れる。
「口、開けて。」
「あ、け……る?」
「そう。」
優しい低い声が俺の耳を犯す。今の牧野は普段とは違う……
親指で開けられた口。牧野の吐息。意識朦朧としながら、ふと思う。
エロい。
「牧野。」
「何?」
あと1mmしかない距離で牧野の名前を呼べば、不機嫌な声が返ってきて焦る。
「えっと、あの……」
心の準備が出来ていない俺は口ごもってしまう。
「日坂、往生際が悪い。」
「え?……んっ!」
唇にがっつかれてしまった。逃げる俺の舌に自分の舌を絡ませる牧野。少しザラザラしたそれの感触が心地いい。
「んうっ……ふ……あ」
自分でも驚く。普段出したことのない声が出てしまう。
唇を重ね合うことがこんなにも気持ちがいいことだなんて。
のめり込んではまっていく。
互いに息遣いが荒くなって、甘い吐息が交わる。
「はぁ……んっ」
必死で、牧野の背中に腕を回して服を掴んだ。一瞬、目の前の目が大きく見開いた気がしたが、直ぐにまた元に戻って、夢中で深い深い口づけを繰り返す。
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