アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
#43
-
翌日。
学校の準備をしている時に、ふとカレンダーに目をやった。
………………祝日?!
え、祝日?今日?だよね?え?
なんと、祝日でした!
無駄な準備だったのかよ…
〜ポヨーン♪〜
突然携帯が鳴った。
画面に表示されたのは"大家さん"。
( 今日、学校休みなんでしょ?
そうみたいですと返すと、すぐに返信があって、
( なんか予定ある?無かったら、俺の部屋にこない?
大家さんの部屋って、確か一階にあるんだよな?行ってみたいかも!
( 予定無いです!
( じゃあ、今から来ちゃいな!
( え、今からですか?
( うん、俺暇だからさ笑
( 分かりました笑 今から行きますね
わーっと会話して、結局今から行くことになっちゃった笑
学校に行くときの時間に起きたから、まだ8時にもなってない。
制服を着替えて、手ぶらも何か失礼かなって思ったから、ちょうど家にあったお菓子を持って部屋を出た。
ぴーんぽーん♪とチャイムを鳴らすと、すぐに出て来てくれた。
「いらっしゃーい」
「お邪魔しまーす!」
部屋がおしゃれ&綺麗!
めっちゃ大人な雰囲気で、落ち着いた感じな部屋が、大家さんにピッタリ。
「あ、これ持って来ましたー」
危うく忘れそうになっていたお菓子を胸のところまで上げて言った。
「もってきてくれたんだ、ありがと〜」
と微笑んで、キッチンの方へ歩いて行った。
…来たはいいけど、する事なくね?
「何します〜?」
と、お茶を持って戻ってきた大家さんに聞くと、にっこり微笑んで、
「面白いことしよーと思って」
と言った。
面白いこと?…ってなんだろ?
「ふふっ、準備するね」
「あ、はい…なんか手伝います?」
ただ待ってるだけって言うのも、なんか…ねぇ?
「んー、座ってて〜」
「分かりました〜」
言われた通り、ソファに座ってじっとしてると、急に目を覆われた。
「わっ、な、なんですかっ!?」
「お楽しみにしようかなって思って」
と、楽しそうに言いながら、アイマスクらしき物の紐を俺の耳に掛けた。
完璧に真っ暗になり、ちょっと怖いけど、好奇心もあって、ワクワクしている。
「はーい、準備おっけー」
「これ、取っていいですか?」
「あ、うん!いいよ〜♪」
そんなに面白い事なのか、大家さんの声が弾んでる気がする。
そっと、目を瞑ったままアイマスクを外した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
44 / 69